本記事では、採用難易度が高いVC転職の方法を解説していきます。
VCの転職市場について
投資業務経験者はもちろんのこと、未経験でも採用は非常に積極的に行われています。現に弊社で100件以上のキャピタリスト求人をお預かりしています。そのうち、未経験での採用を考えているポジションが約8割程度を占めるため、未経験での採用意欲は非常に高いと言えます。
VC転職でやるべきこと
自分のスキルセットの把握
未経験でも積極的な採用が行われているベンチャーキャピタルですが、一方でその採用難易度というのは非常に高いです。そのため VC に転職するには VC での業務内容から求められるスキルをある程度把握することが重要です。その上で、自身のこれまでのキャリアを棚卸ししていき、自分の立ち位置を把握していくことが必要です。このことから、 VC に転職するためには自身のスキルセットを改めて把握していくことが第一歩になります。
自分の強みを生かせる企業選定
VC で内定を得る可能性をより高めるために、 VC 業界の調査を行って、自身の強みを生かせるような応募企業をターゲッティングしていく必要があります。
VCは、資本関係ごとに大きく金融系・官民系・独立系・大学系・外資系・CVCと、六つの領域に分けられ、それぞれで投資するベンチャー企業のステージ等が異なるため、それに関係して求められるスキルも若干異なります。
アーリーやシードに投資する VC であれば、投資先の優位性やその企業がより優れた技術力を持っているところを見抜く力が求められます。一方でミドルやレイターステージ、 IPO の時期が近いベンチャー企業に投資する VC であれば、財務的なところで、 IPO がしっかりできそうなところであるかを見抜く力が求められます。
また各ファンドにより投資戦略は全く異なります。自身がどのような投資活動を行いたいのか、どのようにベンチャー企業を支援していきたいのかを自身で整理することをおすすめします。このように自身のスキルセットを把握した上で、 VC 企業を調査し応募企業を選定していく、この流れが非常に重要です。
転職でエージェントを使用するメリット
VC のようなハイクラスの業界に転職する際は、エージェントを活用して転職活動を行うことをおすすめします。自身のスキルや強みを客観的に見抜き、応募企業の選定、選考対策などを行う必要があるため、専門性の高いエージェントに相談することがおすすめです。
また専門性が高いエージェントは、各VCとも繋がりが深く、各VCの直近の採用状況を把握しているため、それを踏まえた上で案件を提案することも可能です。
もちろん、理想としては直接VCに進むことが望ましいですが、別の会社を経由するという選択肢もあります。一方で年齢対比での経験を見られるようになってくるため、そこは注意が必要です。
VC転職が高難易度の理由
VC転職が高難易度である理由として、求められるレベル感が非常に高いことが挙げられます。
VC はこれから伸びていきそうな会社を見つけ、その会社の成長性を精査した上で投資判断を行い、投資後のサポートまで行います。目指すところとして IPO までサポートしていかなければならないため、業務は非常に多岐にわたります。さらに、投資先を目利きする上で分析力なども非常に高いレベルが求められます。
このように、採用の温度感が高い一方で、レベル感も高くなっています。
資格取得は転職活動を行う上での一つの重要なポイントですが、VC の場合は比較的長い年数、企業に伴走していくため、ポテンシャルがあれば先に転職することをおすすめします。それが難しい場合、資格取得は一つの手段になります。しかしその分年数が経ち、ポテンシャルは年齢対比で見えづらくなるデメリットもあります。
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【VC転職】採用難易度が高いベンチャーキャピタルの転職方法ややるべき準備について解説します