スパークス・グループは、2021年5⽉14⽇、2021年3月期決算を発表しました。
▼参考:スパークス・グループ 2021年3⽉期本決算説明資料(参照 2021-05-18)
スパークス・グループ 2021年3月期決算の概要
株式市場の回復に伴う時価の上昇に加え、実物資産の残⾼増加及び宇宙フロンティアファンド、⽇本モノづくり未来ファンドの運⽤開始等により、2021年3月期の運⽤資産残⾼は1兆5356億円、前期比36.7%増加となりました。
今後も成長実現のため、4本柱を一層強化していく計画です。具体的には、成⻑実現の4本柱の運⽤資産残⾼を2026年までの5年間で2倍の3兆円に増加させる方針となっています。
事業別状況・施策
■日本株式:
全体の7割を占める主力運用部門。従来型の長期厳選投資、ロング・ショート戦略のほか、ここ最近強化しているESG投資が運用資産前期比倍増しました。
当⾯1,000億程度の運⽤資産残⾼を⽬標に再拡⼤しているロング・ショート戦略やエンゲージメント戦略など収益性の⾼いオルタナティブ商品への取組みを強化します。今年度AUMが倍増したサステナブル投資戦略について、特に海外機関投資家から引き続き強い関⼼を寄せていただいており、ただ闇雲に規模を追うのではなく、質の⾼い運⽤を継続しつつも、来年度はAUMを更に倍増計画です。
■One Asia:
韓国は良好なパフォーマンスが評価され、欧州の⼤⼿公的機関投資家から、2021年2⽉に追加資⾦を受託したこと及び韓国国内機関投資家からの資⾦が徐々に流⼊していることにもあり、運⽤資産残⾼は、2020年3⽉末409億円から2021年3⽉末で1,208億円となり、194.9%の増加となりました。
⽇本株投資戦略と同規模以上に成⻑させるべく、時間を掛けて重層的に⾼品質な運⽤体制を構築していきます。
■実物資産投資:
再⽣可能エネルギー発電施設投資を強化。現在投資案件は31件、運用資産残高は期末で2409億円。
太陽光から、バイオマスや地熱など引き続き⾼い投資リターンの⾒込まれる発電所へと、開発の重点を移すとともに、グリーン⽔素やコーポレートPPAなど、固定価格買取制度後を⾒据えた投資戦略の開発を積極的に進めます。
■プライベート・エクイティ:
「カーボン・ニュートラル」に資する会社も投資対象に含めた、新しいファンドのローンチを⽬指す。今後、未来創⽣ファンドが投資した企業のエグジットすることに伴う売却益の⼀部が成功報酬として計上されてくるため、成功報酬を最⼤化するため引き続き売却活動に注⼒。宇宙フロンティアファンドや⽇本モノづくり未来ファンドについても、投資を着実に実⾏しました。
AIの利⽤が前提となった新しい時代の成⻑領域であるエネルギー、医療・介護、⾦融などと、量⼦コンピュータなどの新しい道具が結びつく領域へ、保守的な財務運営⽅針のもと、⼀定の⾃⼰資⾦やグループ内リソースの範囲で、当社グループROEの向上に貢献する当社らしい投資をさらに進める方針です。
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