暗号資産(仮想通貨)取引所コインチェックを傘下に収めるマネックスグループは、2021年第4四半期の決算を発表しました。2021年のQ1からQ4における累計の連結税引前利益は212.96億円と、前年同期比で約4倍となりました。
参考:マネックスグループ株式会社 2021年3月期 決算説明資料(参照 2021-05-17)
マネックスグループの業績サマリー コインチェック 仮想通貨事業の台頭
特に大きな利益を生み出したのが仮想通貨取引所「コインチェック」を持つ仮想通貨事業。
仮想通貨市場の活況によりクリプトアセット事業が成長し利益が大幅に増加。セグメント利益は、前期比約3倍の66億円。コインチェックの販売所取引はアルトコインを中心に盛んに行われ、営業収益は前期比で約5.5倍になりました。年間ではグループ全体の利益の48%を生み出す結果となりました。
コインチェックの口座数は120万口座となり、前期比で28%増加。国内仮想通貨取引所口座数413万のうち、28%を占めます。昨今の仮想通貨価格の上昇や、テレビCMの開始が効果を発揮し、口座数は急増し、増加数は前四半期から3.8倍となりました。
マネックスグループ今後の展望
今後の展望としては「ビジネスモデルの進化と中長期成長ドライバーによる持続的な企業価値拡大を狙う」としており、日本セグメントにおいては、NFT(非代替性トークン)やIEO(Initial Exchange Offering)などの金融領域に力を入れていくとしました。
コインチェックは、今年3月にNFTマーケットプレイス「Coincheck NFT(β版)」をローンチしています。ユーザー主導のゲームプラットフォーム『The Sandbox』で保有する仮想空間上の土地(LAND)計530万円相当を、Coincheck NFT(β版)で販売開始後、2時間で完売した。より魅力的なNFTの取扱いを増やすべく、新しいIP事業者との提携を強化していく方針であると明かしました。
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