ブティックス株式会社 2021年3月期通期決算を発表

ブティックス株式会社 2021年3月期通期決算を発表
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ブティックス株式会社は、5月11日、2021年3月期通期決算を発表しました。

本記事ではブティックス株式会社の業績概要について解説します。

▼参考:ブティックス株式会社 2021年3月期通期 決算説明資料(参照 2021-05-17)

ブティックス株式会社の業績サマリー

ブティックス株式会社は、新型コロナウイルス感染症拡大により緊急事態宣言が発出される等、経済活動が大きく制限される中、介護事業所の再編が加速しており、M&Aによる事業承継への需要が高まっていることや我が国の高齢化率(総人口に占める65歳以上人口の割合)は年々上昇し、介護サービスの需要が拡大していることを背景として、介護高齢者マーケットへの参入意欲は引き続き旺盛です。

このような環境のもと、当事業年度の経営成績は、売上高は1,277,809千円(前事業年度比6.0%減)となり、営業利益は281,401千円(前事業年度比50.3%増)、経常利益は292,045千円(前事業年度比54.8%増)、当期純利益は198,599千円(前事業年度比51.9%増)となり営業利益は期首業績予想を達成、過去最高を更新することとなりました。

展示会事業の状況

商談型展示会事業は、商談型展示会である「CareTEX」、商品ジャンル特化型展示商談会「CareTEXone」並びに商談型オンライン展示会「CareTEX365 オンライン」の運営を行っております。

当事業年度においては、4月に発出された緊急事態宣言中は営業活動を自粛していたものの、6月以降は徐々に営業活動を再開、出展社である介護関連サプライヤーへの営業活動を進めてまいりました。

介護業界初の商談型オンライン展示会「CareTEX365 オンライン」を7月より開始いたしました。コロナの影響により、出展⼩間契約が前年度を下回り減収減益となるものの、オンライン展示会が業績に寄与。

当事業年度における商談型展示会事業の売上高は656,628千円(前事業年度比15.3%減)、セグメント利益は151,040千円(前事業年度比46.2%減)、出展小間数1,185小間(前事業年度比33.1%減)となりました。

M&A仲介事業の状況

M&A仲介事業は、介護事業者及び医療事業者向けのM&A仲介サービスの提供を行っております。当該事業におきましては、ウェブサイトのコンテンツ充実やウェブ簡易査定機能の利用促進を図り、案件獲得を強化するとともに、案件の成約に注力。

また、前事業年度からの課題であったM&Aコンサルタントの教育体制の整備や仕組化が概ね完了したことにより、成約組数は大幅に増加し、当事業年度において85組(前事業年度比73.5%増)となりました。

以上の結果、当事業年度においては、売上高は604,675千円(前事業年度比67.7%増)、セグメント利益は390,650千円(前事業年度比97.3%増)と大幅な増収増益となりました。今後も大幅な成長が見込まれます。

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この記事を書いた人

石郷岡博昭

帝京平成大学情報学部卒業後、千葉興業銀行にて約7年間勤務。2000年に外資系サーチファームへ転職し、主に外資系金融機関を担当。その後、総合人材サービス会社へ転じ紹介事業及び金融チームの立上げを行なう。キャンディデートのキャリアを最優先に考え支援するといった事業姿勢に共感し、コトラに参加。外資系投資銀行から金融ベンチャーや、リテール営業に至るまで幅広い企業・職種を担当。

[ 担当業界 ]
投資銀行、大手金融機関、投資ファンド、M&Aブティック、運用会社、保険会社、CEO/CFO