医療・ヘルスケア分野におけるIoT事例20選 健康と生命を守る最先端アイテム

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モノにインターネットを搭載することで新たな価値を生み出すIoT(モノのインターネット)。本来は通信機能を持たないモノとインターネットを組み合わせることで、今までは考えもしなかった用途にモノを利用することができるようになりました。
本記事では、医療分野でどのようなIoTが使われているのか、具体的な20の事例を紹介します。

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医療・ヘルスケア業界におけるIoTの具体的な活用事例

オプティム「スマートホームメディカルサービス・在宅医療安心パック」

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http://www.optim.co.jp/news-detail/20747

自宅にAIでしか見ることができないAIカメラを設置し、対象者が転倒していないか、動かない状態が長時間続くことがないかをチェックするサービス。AIが異常を感知したときは、家族の了解を得てから画像解析を行いますので、対象者のプライバシーが守られるという安全性も特徴です。対象者が装着するスマートウォッチを使って、在宅でナースコールを押すことやバイタルチェックをすることも可能です。

村田製作所「スマートホスピタルライティングシステム」

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療養型病院などの食堂は、利用者の滞在時間が長くなる場所です。1日に何度も利用しますので、居心地の良さを確保する必要があります。スマートホスピタルライティングシステムは、室内の明るさをセンサーで感知して、白色LEDとオレンジLEDを組み合わせて照度を30%~100%の間で色温度を250段階に調整します。利用者が「明るい」または「暗い」と特別に意識しないような、自然で快適な空間を作る技術です。

大塚製薬・NEC「服薬支援容器」

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脳梗塞の再発を防止するために、抗血小板剤が投与されることがあります。この抗血小板剤を飲み忘れると脳梗塞の再発率が高まりますが、実際には、「うっかり飲み忘れる」ことや「自己判断で服薬量を中止」ことで、投与された患者のうち約半数が、半年で薬を飲まなくなってしまっているのです。
大塚製薬とNECが共同開発する服薬支援容器は、服薬時間になるとLEDが自動点灯して患者に服薬を促したり、錠剤取り出しを検知して服薬状況をメモリー保存したりする機能を備えています。脳梗塞再発を予防し医療費を抑制するためにも、服薬を継続できるようにアシストしてくれるIoTなのです。

ドコモヘルスケア・オムロン「リストバンド型ウェアラブル・ムーヴバンド3」

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http://www.d-healthcare.co.jp/products/moveband3/

腕につけるだけで睡眠や歩数、消費カロリーを計測できるムーヴバンド3。計測したデータが専用アプリに転送されるので、どのくらいのカロリーを消費したか、歩いたのはどのくらいか、早歩きはどのくらいか、深い睡眠はどのくらいか等をグラフで簡単に確認することができます。約17gと非常に軽く作られていますので、24時間着けていても邪魔にならないこともポイントです。

ダイソン「空気清浄機能付き扇風機・ピュアクールリンク」

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http://plywood.jp/shopdetail/000000001967/ct8/page10/order/

花粉症やハウスダストアレルギーの方にとって、部屋の中の空気をいかに清浄に保つかは大きな課題です。空気は目には見えませんので、どの程度の花粉やハウスダストが含まれているか簡単には分からないからです。ダイソンのピュアクールリンクは、汚れを自動で検知し、99.95%までの高さで異物を除去します。PM2.5 よりも細かなPM0.1まで除去できる高性能が特徴です。

グンゼ・NEC「衣料型ウェアラブルシステム」

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http://jpn.nec.com/press/201601/20160106_01.html

インナーとして着るだけで、心拍数や消費カロリー、姿勢をチェックすることができる衣料型ウェアラブルシステム。センサーもニットと同様、伸縮可能ですので、正確に計測できるだけでなく動きやすいことも特徴となっています。もちろん洗濯も可能ですので、身体をチェックしながら清潔さを保つこともできます。

サンスター「スマート歯ブラシアタッチメント・G U M PLAY」

普段使っている歯ブラシの持ち手にアタッチメントを装着するだけで、歯ブラシの動きや磨き方、磨く時間を採点してくれるシステムです。点数はスマートフォンに表示されますので、毎日の点数を記録するだけでなく、ゲーム感覚で高得点目指して歯ブラシを丁寧にする習慣が身につくこともポイントです。また、歯のどの部分に磨き残しが多いのかもチェックできますので、虫歯予防にも活用することができます。

フィットビット「健康管理リストバンド・Fitbit Alta」

一日の活動や睡眠を計測してくれるFitbit Alta。運動が不足するときは、「運動促進メッセージ」が送られますので、運動開始の目安にもなります。また、メッセージに従って適度な運動をこなすと「おめでとうメッセージ」が届きますので、モチベーションアップにもなるでしょう。スマートフォンのアプリを使えば、特別な操作を行わなくても自動的に記録が管理されますので、デバイスの操作が苦手だと意識している方でも無理なく利用することができます。

タニタ「デュアルタイプ体組成計・インナースキャンデュアル」

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http://www.tanita.co.jp/product/g/_TRD906BK/

こまめに体重を計ることが習慣になっている人でも、こまめに結果を記録することは面倒なものです。タニタのインナースキャンデュアルなら、体重や体脂肪率などが、連動するスマートフォンのアプリで自動記録することができます。また、筋肉の質を点数化する機能もついていますので、筋肉の量だけでなく質を把握することも可能です。

象印「見守り機能付き電動ポット・みまもりホットラインi Pot」

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http://www.mimamori.net/

電動ポットの使用状況が、離れて暮らす家族にメールで届くみまもりホットラインi Pot。IoTとしての歴史は古く、2001年から実用化され利用されています。1週間の電動ポットの使用状況をグラフで見ることもできますので、異変があったときにはすぐに気付くことができます。また、ポットには自動給湯ロック装置も付いていますので、うっかり触ってもお湯が出ず、一人暮らしのお年寄りでも安心して使用することが可能です。

パラマウントベッド「ベッド内蔵センサー・離床CATCH」

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ベッドに寝ている患者が身体を起こし、ベッドから立ち上がろうとする瞬間を、ベッドにないぞうしたセンサーでキャッチし、介助が必要な場合にはナースセンターに連絡を行います。また、離床してから一定の時間が経ったことをナースセンターに知らせたり、半身を起こすタイミングでもナースセンターに知らせたりしますので、患者の転倒予防に役立てることが可能です。

富士通「居住者の見守りソリューション」

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http://pr.fujitsu.com/jp/news/2016/10/3.html

プライバシーに配慮しながら居住者の見守りを行う富士通の見守りシステム。居住者を見守るだけでなく、居住者の緊急通報を受け付けたり、24時間365日看護師が健康相談を受け付けたりするサービスも提供しています。高齢者はもちろん居住者みなが健康で安心して暮らせるためのソリューションシステムと言えるでしょう。

堀場製作所「総合保守サービス・HORIBA MEDISIDE LINKAGE」

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http://www.horiba.com/jp/corporate-news/news/article/horiba-mediside-linkage-45283/

医療の現場では電動機器が多くありますので、不具合や故障が起こると患者の生命を脅かすこともあります。HORIBA MEDISIDE LINKAGEは、インターネットを用いて医療機器を遠隔監視するシステムです。定期点検ではチェックできないような不具合を事前に発見・予測しますので、修理やメンテナンスのダウンタイムを極力なくすように管理していくことができるのです。

富士通GENERAL「外来患者案内システム・NAVIT」

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http://www.fujitsu-general.com/jp/products/hospision/navit/

病院にあまり慣れていない外来患者は、診察室や会計、検査室などにスムーズに行けないことも少なくありません。問い合わせようとしてもスタッフが常にそばにいるとは限りませんので、時間ばかり経過してしまうこともあります。病院で受付を済ませてNAVITを受け取ると、画面にその日のスケジュールが記されているだけでなく、診察の進み具合や次に行く場所、どの程度の待ち時間があるか、待ち時間を有効に過ごすことができるカフェ等の案内も表示されますので、スムーズに診察から会計までを済ませることができます。

フロンテオヘルスケア「インフォームドコンセント支援ユニット・KIBIT」

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人工知能「KIBIT」が搭載されたインターネット機器を用いると、患者がどの程度治療や疾病に関して理解しているかを瞬時に把握し、適切な言葉を選んで自動応答で説明することができます。また、患者は自分自身の治療に関わる説明書やデータをいつでも取り出すことも可能になります。

グーグル「糖尿病患者医療支援コンタクトレンズ」

コンタクトレンズにインターネットとセンサーを装着し、涙の成分から血糖値を測定できるシステムです。測定した血糖値のデータは患者や担当医のスマートフォンに送られますので、特別な医療機器を装着しなくても、また、血液検査を実施しなくても、血糖値をコンスタントに測定することができます。

アルム「救命救急補助スマートフォンアプリ・MySOS」

スマートフォンにMySOSをインストールするだけで、街で倒れている人を見つけたときや自宅で子どもに急な病状が出たときに、何をすれば良いかの指示を受けることができます。また、MySOSをインストールしている人や緊急連絡先に登録している人を呼び出すこともできますので、人手が必要になったときも活用することができます。AED設置場所や病院の検索にも活用可能です。

ソフトバンク「医療介護連携SNS・メディカルケアステーション」

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http://www.softbank.jp/biz/iot/servicescase/healthcare/
http://www.softbank.jp/corp/group/sbtm/news/press/2013/20130711_01/

医療スタッフや介護スタッフの連絡用に利用できる非公開アドレスのSNS。迷惑メールや関係者以外のアクセスを気にせずに利用できることが特徴です。短い文章や写真等を利用して、緊急時の状態や患者の様子、モニター表示画面を関係者だけで共有し、正確な情報を把握することができます。

アークレイ「血糖自己測定器・グルコカード」

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http://www.arkray.co.jp/smbg/g-black/index.html
http://www.arkray.co.jp/smbg/

血糖値を自己測定する際に、画面に測定方法を絵で表示して分かりやすく説明するだけでなく、データ検索やグラフ表示を用いて自己管理が簡単にできるようになっています。アラームを7つまで登録することができますので、測定し忘れがなくなることも特徴です。また、スマートフォンの専用アプリに測定結果を転送できますので、長期的にデータを保存することも可能になっています。

オムロン「睡眠測定・ねむり時間計」

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http://www.healthcare.omron.co.jp/product/etc/hsl/hsl-003t.html

枕元におくだけで、寝返りの状況や睡眠導入にかかる時間、アラームが鳴ってから目覚めるまでの時間等を計測することができます。連動するスマートフォンアプリを用いて、よりスムーズな寝付きを実現するトレーニングを行うこともできます。

インターネットを搭載することで、健康維持に不可欠な毎日のデータ管理が楽に行えるようになります。また、離れた患者や家族の見守りが可能になることも、インターネットならではの活用法です。医療に関わるIoTはこれからも増えていくことでしょう。

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コトラ(広報チーム)