今日の求人市場で転職するには

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本音を言うならば、この記事を読んでいる読者の皆様の中に、今日の求人市場の現状に苦しめられている人がいなければいいなと思います。
しかし、株式市場の動きが雇用保障にも悪影響を及ぼす中、その自分または知人がその巻き添えを食らう可能性がないわけではありません。
たしかに、米国労働省労働統計局(BLS)のデータによれば、シカゴの2015年度の失業率は4月に6.5%だったのが11月には5.8%に落ち込み、長期平均の8.4%と比べると2%も低いという、両手を挙げるほどではないにせよ明るいニュースもあります。
しかし、シニアエクゼクティブ級の人材でさえ、業種を問わず、安定した仕事のキープや競争力の維持のために転職を考える際、対象とするビジネス・組織や求人状況をしっかり研究しなければならないという状況でもあります。

すべての企業や組織は毎年第4四半期の年度末決算の際にいろいろな社内変更を行いますが、これにより社員の収入や雇用保障も影響を受けることになります。
これを受けて私たちにできることといったら、そう、準備を整えておくことです。クビになりそう、またはクビになるのが怖いなら、この時間を上手に活用していろいろ用意しておかなくてはなりません。
目まぐるしい変化を遂げる社会にいるからこそ、ポジティブであることはもちろん、スピーディーに動かなければならないのです。

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ポジティブな態度で

米国前大統領のバラク・オバマ氏(*1)の言葉を少し拝借するなら、まずすべきは「立ち上がって、体から塵を払い落とそう」、これを転職のケースに当てはめるなら「新しい仕事探しに着手しよう」がモットーです。
そう、新しい仕事が欲しければ常に動いていなければなりません。
前職や以前の職場の同僚のことを延々と嘆いている余裕はありません。
先のことを考えてどんどん動きましょう。そして周りはポジティブ思考の人々や良いエネルギーを持つ人で固めてネガティブな人とは距離を置き、愚痴を言うのもほどほどにしておきましょう。
こういうふさぎこみタイプは一度はまるとなかなか抜け出せないからです。

使えるものを上手に使う

前職から得られる道具はすべて活用しましょう。
再就職支援業者を通じて転職コーチや応募書類作成サービスを提供している企業は多く、このようなすばらしいツールを使わない人があまりに多いことにむしろ驚くくらいです。
転職活動を一人で頑張る必要はないのです。また、実際そうすべきでもありません。
再就職支援をどんどん活用し、転職の強い味方にすべきなのです。再就職開始へのサポートを必要とする何千、何百という人がこのようにして必要なサービスの恩恵を受けてきており、そのクオリティも高いものです。こうしたきちんとしたコーチングを受けて損をすることはありません。

計画を練る

「ちゃんと計画を立てないということは、失敗することを計画するのと同じだ。」もちろん、プランを練るのは簡単ではありません。
しかし、きちんと系統立てた転職ビジネスプランがあれば仕事探しの成功の確率も高くなります。
しっかりと計画することにより時間やエネルギーを得られ、さらに焦点もはっきりとしてきます。

調査はしっかりと

仕事探しは、業界・職種研究を徹底し、市場需要を軸に行わなければなりません。
1年前、2年前、さらには20年前の求人市場傾向と今日の求人市場傾向が同じものであるとは限らないからです。
今やっていることがほかの企業では「時代遅れ」とされていないか、ツールの見直しをすべきではないか、自分のスキルがすでに熟練レベルに達しており、それを欲しがっている企業があるのではないかなど、入念に調べましょう。
どんな企業が人材募集していて、どんな業界が伸びているのか、自分に向いているのはどこかなども調査しましょう。

スキルを正確に把握する

履歴書など応募書類を新しく作るのは誰だって嫌なものです。
しかし、応募書類の更新は自分のスキルと再び向き合い、新しい売り込みフレーズを生み出すためには最高の方法です。
応募書類だけで採用されることはないものの、面接までこぎつけたり、応募企業に自分の推薦状を見せたりするうえでの布石になってくれます。

ネットワークや人脈を構築する

ネットワークや人脈はとても大切です。
しかし、同僚や同僚の知人を通じてコネクションを作る場合、簡潔で品のある自己紹介をできるような準備もしておかなければなりません。
上に挙げた準備を前もってしておかなければならないのはこのためです。
どんな仕事をしているのか、誰と話すべきかなど「エレベーター・スピーチ(商品などについて短い時間でスマートに説明すること)」ができれば、自己紹介で好印象を与えることができるでしょう。
また、人脈づくりを助けてくれた人への感謝も忘れないようにしましょう。

面接の準備をする

スキル把握、市場や気になる企業の研究を済ませ、応募書類の作成やエレベーター・スピーチの練習も完了したら、面接の準備を始めましょう。

計画を実践する

転職活動をどれくらい生産的にできているか正確に把握しておきましょう。
人脈と会話した回数、応募書類送付先の件数、面接やオファーの回数など、しっかりと記録しておきます。
また、こうした研究には仕事のプロジェクトと同じくらい真剣な態度で当たるようにしましょう。
というのは、この仕事探しが今までで一番重大なプロジェクトになる可能性もあるからです。

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Murrieal Gordon-Orendorff
は、再就職やキャリア転向サービスに15年以上も携わっているキャリアマネジメントコンサルタントのプロ。製造業から消費財業界などさまざまな人材へのキャリアマネジメント戦略サービスを提供している。連絡先はmeorendorff@yahoo.com

この記事はCommunity Contributorによって投稿されたものです。Community Contributorについての詳細はこちらから(*2)

Copyright © 2017, Chicago Tribune(*3)
転職市場、失業率(*4)

この記事を書いた人

コトラ(広報チーム)