ゲストのご経歴
PwCコンサルティング合同会社
テクノロジーアドバイザリーサービス
Manager
高梨 道子様
2010年に国内のSIerに新卒として入社。
アプリケーション開発エンジニアとしてキャリアをスタートし、主に金融機関向けのシステム開発に従事。要件定義フェーズから設計、開発、テスト、リリース、その後の保守・運用までを一通り経験。その後、2018年にPwCコンサルティング合同会社に入社。入社後、インフラ領域のプロジェクトに従事し、現在も、グローバルのインフラ統合案件などを支援。
>コンサルティングファーム業界を熟知しているコンサルタントへの転職相談(無料)はこちら
アプリケーション開発エンジニアからテクノロジーコンサルタントに転身
コトラ:
これまでのご経歴についてお聞かせください。
高梨様:
2010年に新卒で国内のSIerに入社し7年ほど勤めました。
アプリケーション開発エンジニアとしてキャリアをスタートし、主に金融機関向けのシステム開発に従事していました。当時はウォーターフォール型の開発モデルの案件かつオールスクラッチ開発が主で、要件定義フェーズから設計、開発、テスト、リリース、その後の保守・運用までを一通り経験しました。
保守・運用フェーズが落ち着くと新たな案件が立ち上がり、数年かけて一つのシステムを作り上げていくことを繰り返す中で、より上流工程を経験したいという考えが芽生え、2018年にPwCコンサルティング合同会社(以降、PwCコンサルティング)にジョインしました。
当社には金融機関向けのIT専門チームと私が所属している金融機関以外の業種向けのチームがあります。前職を活かすなら金融機関向けのチームがいいのではないかという提案もありましたが、それ以外の業界も広く経験したいと考えテクノロジーアドバイザリーサービス(TAS)チームに所属しています。
入社後、最初は未経験のインフラ領域のプロジェクトにアサインされ、インフラ領域の勉強しながらコンサルとしての基礎を磨いていきました。その後もご縁がありインフラ領域を担当することが多く、これまで経験した案件のほとんどがインフラ領域です。現在も、グローバルのインフラ統合案件を支援しています。
コトラ:
入社された際のタイトルについて教えていただけますか。
高梨様:
入社時のタイトルはシニアアソシエイトでした。
2020年に昇進し、現在マネージャーとして3年目になります。
PwCコンサルティングでのプロジェクト事例
コトラ:
具体的なプロジェクトについて教えていただけますか。
高梨様:
音声環境のシステム更改に携わったことがあります。
具体的には、スマートフォンを活用した音声環境へリプレイスし、新しい働き方の整備を支援させていただきました。
スマートフォンを活用することで移動の隙間時間や外出先からの連絡がしやすくなり、場所にとらわれない働き方に変えていくことができます。
約3年のプロジェクト期間で、クライアントの持つ拠点の音声環境を一新させることができました。
その他には、グローバルのネットワーク統合案件にも携わらせていただき、その経験を活かして現在は製薬業界のクライアントに対してインフラのグローバル統合案件に参画させていただいていす。
コトラ:
プロジェクトは何名体制で行うものなのでしょうか。
高梨様:
例えば、前述の1つ目のプロジェクトに関しては、フェーズにより増減はありましたが、基本的には2名の体制でした。ベンダーとの交渉や調整、クライアントの事業部門担当者との調整等も含め支援します。2つ目のような海外が関係するような規模の大きな案件はもっと多くのメンバーがアサインされます。
コトラ:
他のプロジェクトについても教えていただけますか。
高梨様:
ゼロトラストアーキテクチャ(以降、ZTA)というセキュリティ関連のご支援もさせていただきました。
従来型の境界防御の対策から、ゼロトラスト(何も信頼しない)を前提としたセキュリティ対策を検討していくというプロジェクトです。ゼロトラストの概念自体は以前からありましたが、コロナ禍でリモートワークが盛んとなったことでより関心を持たれるクライアントが増えたように思います。
ZTAを適用することのメリットや、現在の環境にZTAを適用した場合のアーキテクチャイメージの作成、必要となるコストといった内容の整理をご支援しました。こういったセキュリティ関連の検討を進める際には、セキュリティを専門とする他のチームのメンバーとも協力体制を作りながら支援していきます。
PwCコンサルティングを選んだ理由
コトラ:
PwCを選ばれた理由を教えていただけますか。
高梨様:
文系大学出身でなぜIT業界を選んだかというのをはじめにお話しすると、この先自分自身の知識や技術で生きていける仕事に就きたいと思ったからです。社会人となった2010年当時は、女性がIT業界で活躍する事例が増えつつあった頃ではありましたが、まだまだ割合としては少ない状況でした。そのような中で、エンジニアとしての技術や経験を身に付け、プロジェクトリーダーも経験でき、だんだんと、より上流に関わる仕事がしたいと思うようになりました。そして、ITコンサルの世界に転職しました。PwCコンサルティングを選んだのは、最終面接後の入社前面談でシニアマネージャーの方(現在はパートナー)と面談をさせていただいたのが決め手です。中途採用のメンバーに対して時間をかけてフォローしてくれた点や、高いビジョンを持ち業務に取り組まれている話を聞き非常に魅力を感じました。
私の所属する組織はSIer、コンサルなどを経てさまざまなバックグラウンドをもった多様なメンバーで構成されていますが、それぞれの強みを組み合わせて一つのチームが成り立っており、メンバー一人一人の持つスキルや経験を活かしながら、意見をぶつけあえる組織だと思います。また、性別に関係なく実力さえあれば昇進や成長のチャンスを提供してもらえる環境だと思うので、私としては働きやすい組織だと感じています。
>コンサルティングファーム業界を熟知しているコンサルタントへの転職相談(無料)はこちら
PwCコンサルティング合同会社
TASにご興味がある方へ
今回特集しましたPwCコンサルティング様の求人をご紹介します。
ご興味がある方は、下記ボタンよりぜひご応募ください。
■求人:
コンサルティングファームでのCIOアドバイザリーコンサルタント【東京/名古屋/大阪/福岡】
■仕事内容:
テクノロジーアドバイザリーサービスコンサルタント(TAS)については、下記7つの職務内容から構成されております。最もあてはまる職種を軸に多様なPJを経験することで複数軸を持ったコンサルタントとしてキャリアを広げていただくことができるチームとなります。
———————- – –
1. デジタル・ITガバナンス・コンサルタント
———————- – –
企業のテクノロジー活用を担うIT組織やDX推進組織の変革、ポテンシャルの最大化を支援。
テクノロジー戦略の立案支援にとどまらず、CIOやCDOなどの変革リーダーと共に、その後の組織変革の実現を目指します。
▼募集要件
ITやDX推進に必要な戦略立案支援やその後の組織変革の実現に向けて、CIOやCDOなどの変革リーダーを担うクライアントを導くことがミッションです。
———————- – –
2. IT&データ・モダナイゼーション・コンサルタント
———————- – –
企業のDXを阻害している大きな課題を解決するために、ITとデータの最新化(Modernization)によるトランスフォーメーションの計画立案とその実行を支援します。
- ITが様々に変化するビジネスニーズに即応できるようになるための、あるべきITの全体像とは
- データドリブン経営を実現するための、データ利活用を活性化させる総合的な解決策とは
▼募集要件
システムやデータのみならず、ITガバナンス、ビジネス・業務、組織・人材など幅広の目線で企業の変革をリードしていく人材を求めています。
———————- – –
3. ニューテクノロジー・アーキテクチャ・コンサルタント
———————- – –
インダストリービジネスと様々な先端テクノロジーを俯瞰・網羅した「アーキテクチャ」をデザインし、クライアントビジネスの変革を支援。
テクノロジードリブンで事業戦略策定から先端技術の実装までを一気通貫で支援することにより、クライアントビジネスの成長と俊敏性獲得に貢献します。
▼募集要件
アーキテクチャの観点からビジネス、アプリケーション、データ、テクノロジーのあるべき望ましい未来像を描きクライアントを導くことがミッションです。
———————- – –
4. ビジネス・アジリティ・コンサルタント
———————- – –
クライアントの新規ビジネスの実現や社会課題の解決をするための戦略・計画策定を支援。
デジタルやテクノロジーを活用したトップラインの成長および事業買収のテクノロジー観点でのアドバイスを担います。
▼募集要件
戦略、プロセス、人材・組織、テクノロジーを統合的に見直し、 成長のための将来像(Xaasビジネス等)を描き、クライアントを導くことがミッションです。
———————- – –
5. クラウドアーキテクト・コンサルタント
———————- – –
システム基盤に関する高度な技術・知識をベースに、クライアントのシステム基盤全体のアーキテクチャ、パブリッククラウドが提供する各種サービスに関するアドバイスの実施、導入に関する計画から実行までを支援します。
▼募集要件
クラウドシフトの効果を最大化するために、サーバー、ワークプレース、ネットワーク、セキュリティなどの垣根を超え、複雑に絡み合ったITインフラの刷新を計画から実行まで支援し、成功に導くことがミッションです。
———————- – –
6. アプリケーション・モダナイゼーション・コンサルタント
———————- – –
DX & Application Modernization)
企業のレガシーアプリケーションのモダナイゼーションとUX最適化を支援します。
▼募集要件
経営課題の解決を支援する最新テクノロジーの活用とUXの最適化を目的としてDX化診断、モダナイズ化構想策定、モダナイズ化実行支援を提供し、クライアントのDXを成功に導くことがミッションです。
フロントビジネスDX(EX、CX)ソリューションの推進役となり、ソリューションアーキテクチャデザイン、ビジネス推進からデリバリマネジメントまで担当いただきます。
———————- – –
7. デジタルワークプレース・コンサルタント
———————- – –
クライアントの新しいワークスタイルへのシフトを業務・テクノロジー両面から支援。
構想・計画策定にとどまらず、実行および定着化までを一気通貫で支援し、クライアントのワークスタイル変革およびパフォーマンスの最大化に貢献します。
▼募集要件
業務、制度、テクノロジーの観点からクライアントの新しい働き方の未来像を描き、クライアントを導くことがミッションです。
———————- – –
8. xIndustryコンサルタント
———————- – –
社内外の広範なステークホルダーと連携し、業界共通 / 業界横断でのIT/Digitalテーマを探索、課題の設定から解決策策定・実行支援までを実施。
一企業の課題解決にとどまらず、業界全体や業界横断での波及効果を見据えたソリューションの提供により、産業構造変化への対応とイノベーション促進に貢献します。
▼募集要件
各業界共通の課題や業界横断で解決が必要な課題に精通し、PwC内外の組織・企業と連携してソリューションの実装や課題解決施策を推進できる人材を求めています。
■必要スキル:
◆ Associate/Senior Associateは、以下のいずれかの経験が必須
・ コンサルティングファームで、SIプロジェクト(要件定義~運用等)に参画した経験
・ SIerで、SIプロジェクト(要件定義~運用等)に参画した経験
・ HW/SWベンダーで、SIプロジェクト(要件定義~運用等)に参画した経験
・事業会社のDX、IT部門で、SIプロジェクト(要件定義~運用等)に参画した経験
◆ Manager以上は、以下の経験が必須
・ コンサルティングファーム、或いはSIer、或いはHW/SWベンダーでの実務経験
・ SIプロジェクト(要件定義~運用等)に、プロジェクト管理者として参画した経験
・ 大規模プロジェクトの経験
・ クライアントリレーション、ベンダー管理の経験
・ 課題解決/提案能力
◆ どのTitleでも、以下のいずれかにあてはまる方は優遇
・ グローバルプロジェクト、ITアウトソーシング提案、IT運用保守(ApplicationOutsourcing、InfraOutsourcing)のチームリーダー
・ ITインフラの構想/計画立案推進のリーダー、及び、大規模または基幹系のインフラ構築/更改プロジェクトの経験者
・ データセンター要件定義/選定/利用計画立案の経験者 (同時複数DCや国内外DCの経験があれば、更によい)
・ 企業全体の業務アプリケーション・アーキテクチャ策定支援の実務経験者 (特にクラウド)
・ 企業全体のIT戦略策定の実務経験者
・ システム開発方法論に関するコンサルティング経験者
・ ITシステム構築における構築・運用に加えて、上流工程の経験者
・ 技術だけではなく、クライアントコミュニケーションに関する経験・スキルを持つ方
・ 大卒以上、第二新卒(社会人3年目以上)、英語力(TOEIC800点以上)
・ CISA/PMP/ITIL/CBCI/CISSP いずれかの資格保有者
———————- – –
求める資質
———————- – –
▼ ビジネス拡大に貢献する意識が高い方 (Manager以上に該当)
M&A(ITDD)から各種サービス(例: IT運用保守)の実行支援までの幅広いエリアをカバーし、多種多様なプロジェクトを経験することができます。
このテクノロジー分野のすそ野の広さに興味を持ち、既存メンバーと共に、ビジネスの展開に積極的に貢献する意識が高い方を歓迎します。
▼ コミュニケーション能力の高い方
相手を理解し、伝えたいことを伝える。実はとても難しく、コンサルタントに求められる重要なスキルです。
自らが話したいことを一方的に伝えるだけでなく、相手の話、身振り手振り、雰囲気をくみ取って、会話のキャッチボールができる方はコンサルタントに向いていると言えます。
また、チームワークで実施するプロジェクトが大半であるため、チームワーカーであることも重要です。
▼ 物事を、真剣に深く考えることができる方
クライアントの抱える課題は、簡単に解決できるものではなく、複雑な背景を抱えているものばかりです。
課題の背景をただしく理解し、クライアントとともに真剣に深く考え抜く力が求められます。
コトラでは業界動向や今後のキャリアについて無料キャリア相談会を開催しております。
最新の採用動向や非公開求人情報などの情報提供をさせていただきます。
また、ざっくばらんな意見交換・ご相談をさせて頂きながら、理想のキャリアを歩むためのアドバイスをさせていただきます。 お気軽にご相談ください。