コトラ（広報チーム） 
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ゲストのご紹介
三菱UFJ信託銀行株式会社
デジタル企画部 デジタル企画室新事業企画Ｇ
調査役
今井 康之 様
外資系銀行に入行し、資産運用コンサルティング業務を中心に従事。ネット金融グループ企業に転職し、暗号資産ファンド事業、地銀戦略におけるフィンテック関連事業、資本業務提携先の地域金融機関との連携諸施策など新事業の開発やプロジェクトに従事。その後2022年に三菱UFJ信託銀行株式会社に入社。
インタビュアー
株式会社コトラ
Executive Consultant
加賀 達也
一橋大学商学部を卒業後、大手生命保険会社に入社。投資用不動産におけるリスク管理の業務に従事。その後、現職に至る。 [ 担当業界 ]
保険業界、不動産業界
株式会社コトラ
Consultant
網中 響太郎
明治大学政治経済学部卒業後、新卒でコトラに入社。入社時からコンサルタント業務に従事。入社2年目で大手監査法人パートナー等と共にウェビナーを主催し、ファシリーテーションも務める。現在はESG、財務会計アドバイザリー、金融ミドルバック全般、コンサルティングファーム全般を担当。 [ 担当業界 ]
ESG領域、財務会計アドバイザリー、金融ミドルバック、コンサルティングファーム、FAS
ご経歴と転職の決め手
網中：これまでのご経歴についてお話いただけますか。
今井様：
2008年に大学卒業後、外資系銀行に入行しました。そこから10年間、資産運用コンサルティング業務を中心に従事し、同グループで世界初のデジタル端末を揃える新型支店プロジェクトも経験しました。
2018年にネット金融グループ企業に転職し、暗号資産ファンド事業、地銀戦略におけるフィンテック関連事業、資本業務提携先の地域金融機関との連携諸施策など新事業の開発やプロジェクトに従事しました。
その後2022年に三菱UFJ信託銀行株式会社（以下、MUTB）に転職しました。
網中：MUTBへの転職の決め手は何ですか？
今井様：
当時私がネット金融グループ企業で担当していた暗号資産ビジネスと地銀戦略ビジネスに一区切りついたタイミングで、新規事業を始めようとしているMUTBから声を掛けてもらい、巡り合わせを感じて転職しました。
網中：ご入社してみての印象はいかがでしょうか。入社前との印象のギャップなどありましたか。
今井様：
ギャップはまったくなく、入社前に伺っていた新事業開発が主担当で、暗号資産領域の過去の経験も活かしながら業務に従事できています。
具体的には、現在、セキュリティトークン・プラットフォーム（Progmat）はセキュリティトークン、ユーティリティトークン、ステーブルコインの3つのプロダクトが柱になっていますが、法令等改正に伴い、暗号資産信託の企画業務を担っています。
実際の業務とMUTBの魅力
網中：現在従事されている業務について教えて下さい。
今井様：
まず新事業に関して、主担当はメタバース（広くはXR）です。
事業企画を2軸で進めています。ひとつは空間提供で、どのような空間やサービスがあればお客様のニーズを満たせるのかを調査・企画しています。もうひとつは機能提供で、金融機関または信託銀行としてメタバースに提供できる機能はどのようなものがあるかを調査・企画しています。
また過去にファンドを立ち上げた経験やフィンテック分野の経験を活かして、宇宙やWeb3に関するビジネスの新企画のサポートもしています。
デジタルアセットに関しては暗号資産信託の企画業務を担っています。
網中：デジタル企画部の特徴を教えて頂けますでしょうか。
今井様：
事業部門には属さない独立した部として、新事業企画グループ、デジタルアセット事業室、デジタルマーケティング室、戦略企画・管理グループの4ライン構成で、デジタル・トランスフォーメーションに取り組んでいます。
また最近は社内の事業部門向けにもDX支援を本格化する動きもあります。
網中：MUTBの魅力についてお話いただけますか。
今井様：
MUFGという総合的な金融ソリューショングループの中核を担っており、信託ならではのコンサルティングとソリューションを提供できることが魅力だと思います。
メタバースに関しても、銀行、信託、証券で各社の取り組みを共有する定期ミーティングがあり、色々な情報を得て連携を取りながら進めることができています。
網中：他信託銀行（もしくは他の金融機関）との違いをお話いただけますか。
今井様：
情報銀行（Dprime）やセキュリティトークン・プラットフォーム（Progmat）といったプロダクトを通じて、デジタル・トランスフォーメーションをリードする金融インフラの構築が先行しています。よって、その次の施策を考えていけるのが他社にはない魅力だと思います。
加賀：御社が新規事業に取り組める素地、背景を教えて下さい。
今井様：
2016年にFintech推進室を立ち上げ、フィンテック領域の深堀を推進するなど、過去から新領域への取り組みを行ってきました。その成果として、DprimeやProgmatなど新たなプロダクトを生み出しています。
引き続き、時代の変化に対応・先読みしつつ、新規領域への挑戦を加速させていきます。
加賀：今井様の実感として今は、5〜10年後に深掘りしていけるよう、ビジネスチャンスを広げていくために事業を模索している段階ですか？
今井様：
Progmatに関しては、投資対象の多様化（不動産から社債、航空機など）やユースケースの拡大に、取り組んでいるところです。
これから取り組んでいくメタバースに関しても空間や機能の提供などを通じて、事業化していければと考えています。
前職と比較した仕事の進め方の違い
網中：日本の金融機関大手ではありますが、仕事の進めやすさはいかがですか？
今井様：
前職と比べるとプロジェクトの進め方は違います。
前職では中期経営計画は基本的にない組織でしたので、3〜5年後を見据えて新規事業を始めるというよりは、やりながら軌道修正をしていくスタイルでした。
一方でMUTBでは、中期経営計画をしっかり経営計画や部門計画に落とし、3年後に向けて進めていくスタイルが基礎にあります。
デジタル企画部に関しては、そのスタイルを基礎としつつ柔軟な考えや動きで新事業をどう作っていくか（世の中のどんなニーズをどう解決していくか）を考えることができています。
網中：デジタル企画部では、他にどのようなバックグラウンドの方が、どういった形で活躍しているケースが多いですか。
今井様：
他の部署に比べると、中途採用の方は多い印象です。不動産や広告など金融以外から転職されてくる方もいます。当社にはない経験や技術を取り入れてより良い方向に進めていける中途採用の方たちは重用されていると思います。
網中：デジタル企画部の今後の展望、ご自身として実現していきたいことについてお話いただけますか。
今井様：
まず個人としては、将来に向かって信じて託されるという信託銀行としての特徴を織り込んだ新規事業を創出していきたいです。
MUFGで新規事業を募るSparkXというプロジェクトでは美術に関する事業企画にメンターとして関わることができて良かったと思っています。
チャレンジ精神がある方と働きたい
網中：どのような方（人物、スキルなど）にジョインしてもらいたいとお考えでしょうか。
今井様：
チャレンジ精神がある方にジョインしてもらいたいと思います。
また、浅く広く知識のある方より、特定の分野で深く掘り下げた経歴のある方のほうが、場所が変わったとしても同じように活躍していただけると思います。
網中：転職希望者へのメッセージをお預かりできますでしょうか。
今井様：
私達は世の中が金融インフラになっていくようにProgmatという新規事業をこれからも継続し、セキュリティトークン、ユーティリティトークン、ステーブルコインに加えて暗号資産領域も展開していこうとしているところです。
中堅若手でビジネスをリードしていける組織ですし、上司も非常にフラットで相談しやすい環境です。
私達が今取り組んでいる事業、またProgmatに限らず新しい新事業を探したりチャレンジしたいなと思う方にぜひ来て頂きたいと思います。
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