【アビームコンサルティング株式会社 DXIビジネスユニット】業界・産業を横断したクロスインダストリーの切り口で顧客の未来を構想する部門

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ゲストのご紹介

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アビームコンサルティング株式会社
Digital X Innovation ビジネスユニット
ビジネスユニット長

橘 知志 様

[ 経歴 ]
メーカー系SI会社を経て、アビームコンサルティングに入社。
製造業におけるデジタル技術やデータを活用したDX領域における新規事業開発、新ビジネス・新サービス企画、プラットフォーム構築やグローバルIoTプロジェクト支援等を多数実施。
これまで、製造業、卸売業、流通・サービス業、通信業、金融業、公共など、様々な業界の多くの企業を対象に、戦略、新規事業、業務改革、システム構築、IT運用に関するコンサルティングを経験。
また、アビームコンサルティングのデジタル領域を立ち上げ時から主導。

インタビュアー

consultant photo m yusuke namiki - 【アビームコンサルティング株式会社 DXIビジネスユニット】業界・産業を横断したクロスインダストリーの切り口で顧客の未来を構想する部門

株式会社コトラ
エグゼクティブコンサルタント

並木 雄助

[ 経歴 ]
大学卒業後、大手計測器メーカーに入社。自動車試験装置の設計開発に従事した後、自動車部品(tier1)メーカーに転職。防振製品の研究開発や自動車メーカーへの出向を経験した後、現職。 [ 担当業界 ]
メーカー、製造業、コンサルティングファーム

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DXI部門の成り立ち

並木:
DXIはアビームの中でどういった成り立ちがあるのでしょうか?

橘様:
昔からDXIという部門があったわけではありません。遡ること2011年頃、私はサプライチェーンを管轄するセクターの中でデジタルデバイスやデジタル技術を活用したサービスを提供するイニシアチブを務めていました。2015年には、企業のデジタルトランスフォーメーションを推進する組織としてIoT・デジタルマーケティング・AIという3つのセクターを持つ「アビームデジタル」を立ち上げたのですが、このIoTセクターが現在のDXIの前身になります。

その後、海外のスタートアップとのエコシステムを作りながら、日系企業を支援するR&Iセクターやスポーツ&エンターテインメントを対象とするセクターが立ち上がるなど、デジタル分野のサービス展開が進んでいきました。

その後、2020年秋頃からR&Iセクターを私が担当することになり、2021年4月にR&IセクターとIoTセクターを統合させ、デジタル ✕(クロス) イノベーション(以降、DXI)という名称で、様々なデジタル技術とデジタルデータをかけ合わせて、イノベーションを起こしていく組織が発足しました。ですので、DXIという名称は約2年前からですが、そこに関わる事業は10年以上前から取り組んでいます。

2010年代前半ごろは、スマートデバイスを活用した業務改善や、IoTプラットフォームを使った顧客サービスなどが出てきた時期で、我々にとっては模索期でした。その後、2010年代半ばから後半にかけて発展期に入り、スマートファクトリーの構想と実現や、データドリブンで新たなビジネスを創造したり、データサイエンスとエンジニアリングを組み合わせた仕組み作りなど、上流から押さえていくような案件が数多く進みました。

現在は転換期を迎えつつあるところで、未来志向、産業構造変革、新規事業、デジタル技術やデータを用いた社会課題解決、データドリブンでサービスを創出していく案件も多くあり、DXIの発足によって、よりインダストリーワイドに色々なものを提供できる体制が整ったと言えます。

「産業+デジタルで未来と価値創造志向のイノベーションを実現」をミッションに活動

並木:
DXIの目指す方向性についてお聞かせください

橘様:
現在は、先に記載した取り組みに加え、デジタルツイン、スマートシティ、カーボンフットプリント、地方創生、QoL、グローバルエコシステムなどのテーマも推進しています。

DXI発足時に私が示した目指す世界は、「10年先、20年先を見据えた顧客価値の創造と変革実現の支援」となります。不確定要素が多い今の社会において、将来像はその時々で変化していくことを前提におきながら、我々自身も未来の産業を創造していくことが大事であり、クライアントを支援しながら、目指す世界に向けて推進していく必要があります。

また、ミッションは「産業+デジタルで未来と価値創造志向のイノベーションを実現」としたのですが、大きく3つのポイントがあります。

1つ目は「産業構造を変革していく」ことです。クライアントとともに、未来の産業を創造し、DX時代のビジネス創出を支援していく必要があります。2つ目は「デジタル価値の創造」です。デジタル技術とデジタルデータを使って、新たな価値提供を実現しなくてはなりません。最後は「企業自身が自己変革できるよう支援していく」です。

今後も様々な変化が起きることを前提に、現在のDXIはこうしたミッションを掲げています。

並木:
デジタルの力でクライアントのご支援を、という中で、一度デジタル化したら完了ではなくて、中長期的な話だと思うのですが、半年や1年ではなく、クライアント自らが自走できるまで、長期間を想定したプロジェクトを推進されているというイメージでしょうか。

橘様:
最初から長期間を想定したプロジェクトになるわけではなく、お付き合いしていくなかで長期間になっていくというのが実態です。例えば、次の次を見据え、会話しながらプロジェクトを進めていくことで、長くお付き合いさせていただくクライアントが増えてきています。

例えば、製造業のスマートファクトリーでは工場展開を順次進めて全社規模になるケースもあれば、未来の産業変化と今後のあるべき姿を描きながら、具体的な取り組みを支援していくケースもあります。またそれだけではなく、他社の取り組み事例を活用しながら議論していくクライアントもいれば、最初はちょっとしたきっかけで会話することになったクライアントと未来産業を構想して、今の事業との乖離を見るような進み方もあります。最近ではDX関連のアドバイザリーのご依頼も多く発生しています。

DXIが発足して約2年、「DXの企画を一緒に作ってほしい」という依頼は増加傾向にあり、企画づくりから入り込んで、プロジェクトを作っていくという形で支援させていただくケースは着実に増えています。

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インダストリーで垣根がなく、連携が活発な部門

並木:
DXIがアビーム内の他部門と異なるのはどういった部分で、どこに価値を求めているのでしょうか。

橘様:
DXIはインダストリー単位に垣根を設けないクロスインダストリーでサービスを展開しています。コンサルティングファームにはインダストリーに専門性を持った人たちが多くいますが、DXIは業界カットで未来を構想するのではなく、業界横断、産業横断で構想するために様々なカットでコラボレーションすることが必要になります。

目指す方向性としても、産業・事業価値という側面と、社会・環境価値という側面とが出てきます。例えばODA事業の支援や、官民連携データプラットフォーム事業の支援の中で出てくる話は産業横断です。未来の産業や、研究開発型スタートアップの支援などを見ても産業横断です。そこに我々がクロスインダストリーでやっていく価値があります。

一方、インダストリーを専門とする部門との連携も欠かせず、毎月連絡会を実施していますし、インダストリー部門とは集中的にアプローチするクライアントについて協議することもあります。また、DXIは戦略策定から実現まで対象としているため、DXIのメンバーだけでなく、他のサービスライン側の部門と連携して実行まで手がけるケースも多々あります。

コトラ:
DXIが、デジタルを使って事業創出をする際には、産業やサービスの垣根をコンサルファーム自体が越えられるかどうか、が創出したビジネスの拡大に大きく影響するのでしょうか。

橘様:
多くのファームはクライアントファーストで、クライアントに対するイシューから始まります。DXIが志向しているのは、国内外のトレンドや何らかの変革テーマから発生していることも多く、2017年からハノーバーメッセなどの有名な海外イベントに出展し、我々のサービスに対する海外の反応を確かめています。また、昨年バルセロナで開催されたスマートシティのイベントにも出展し、多面的な観点で海外トレンドをキャッチしています。そうした機会からDXIとしての戦略、構想はもちろん、アビームとしても何を目指すべきかをアップデートしています。

インサイト発信に関しても、単にインサイトを発信して終わりではなくて、クライアントに面白いことができそうなファームだと思っていただくことが重要で、それがプロジェクト化に繋がります。プロジェクトを実施し、それをケーススタディにし、具体的なユースケースになり、ソリューションやサービス開発につながる。さらにそれをアップデートしていきながら、海外の反応をまた確かめる、この繰り返しです。

我々が外郭団体に数多く参加しているのも、外部とのネットワーキングも目的にしていて、繋がりを作る様々な機会を常に志向しています。

これからキャリア採用で入社される方に向けて

コトラ:
スタッフクラスの人材育成がとても難しいと思うのですが、これだけ領域が多岐にわたると、入社するときのキャッチアップについて、PRできることはありますか。

橘様:
DXIのメンバーは事業会社出身者が半数を占めており、新卒が約2割強、残りは、SIerやコンサルファームなどからの転職者です。コンサルティングに慣れていない人が組織の拡大とともに増えてきたことで、コンサル力を身につけてもらうという課題に対して育成制度を刷新し、新たに立ち上げていっています。

もちろん増員は課題だけでなく、これまで培った産業、業界、業務での経験を活かし、持っている知見や経験、これからアビームで経験できることも含め、組み合わせることで何ができるかを志向しています。

2023年4月には新卒採用の配属受け入れがスタートするので、組織としての人材育成が次のフェーズに入ってきます。これから中途入社いただく方には、ビジネスだけでなく組織・育成を含めて一緒に作りませんか、と打ち出させてください。

コトラ:
これからも無限に出てくるテーマに対し、一緒に形を作っていくことに楽しみを見出す方に入ってほしい、そういう環境だということですね。

橘様:
今の案件領域は、未来の産業、スマートファクトリー、エンジニアリング、デジタルツイン、R&Dから設計開発、スマートシティ、地方創生、ODA事業、スタートアップ共創、新規事業創造など、様々なタイプの案件があります。また、アセットライフサイクルと呼ばれる製造業における機械設備や、産業インフラ業界における鉄道、道路をデジタル技術やデータを活用して、いかにして長生きさせるか。経済性を問うだけでなく、社会課題解決から環境課題への取り組み、スタートアップ支援、データマネジメント、DX人材育成のような多種多様なフィールドがDXIにはあります。これらを埋めてくれる人たちが、楽しみながら、領域を増やしても良い。DXIではそれが実現できる環境があります。

未来のインダストリアルな形を作っていく側面と、人の生活の未来を作っていく側面、この2つを持って、新たな社会システムを作り上げるイノベーションを起こしたい方と協働したいと考えています。

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アビームコンサルティング株式会社に
ご興味がある方へ

今回特集しましたアビームコンサルティング株式会社様の求人をご紹介します。
ご興味がある方は、下記ボタンよりぜひご応募ください。

■求人
コンサルタント(デジタルによるイノベーション実現)

■業務内容
<入社後のアサイン想定プロジェクト>
・社会、産業、技術の変化をとらえた未来のDX、ビジネス構想
・人の生活の未来をつくる新たな社会システム構想支援
・デジタル戦略策定からビジネス造り、業務改革などのビジネスコンサルティング
・IoT/AIの活用によるデータドリブンでのプロセスの見える化とプロセス改善の施策立案・実行
・データマネジメント構想~データ活用基盤構築~アプリケーション開発
・デジタル技術やデータを用いた社会課題・環境問題解決プロジェクト
・海外スタートアップ共創、エコシステム形成プロジェクト

<直近のプロジェクト事例>
・自治体:官民連携データプラットフォーム事業の推進支援
・食品メーカー:スマートファクトリによる業務改善・働き方改革
・食品メーカー:ユースケース志向のデータマネジメント構想
・プロセスメーカー:未来のビジネス構想
・プロセスメーカー:Co2見える化、GHG対応支援
・公共機関:ODA事業デジタル技術アドバイザー
・公共機関:研究開発型スタートアップ支援
・金融・商社・製造・公共機関など:DX人材育育成支援

■必要スキル
<求める人材像>
■新規ビジネス立上げ、経営課題・業務課題の解決、テクノロジーの活用を介して、クライアントの事業や業務に変革をもたらすコンサルティングに従事したい方
■「論理的思考力」、「高いコミュニケーション能力」、「あきらめずにやり抜く力」、「圧倒的なスピード感」などをお持ちの方
■デジタルテクノロジー(Web3.0/IoT/AI/Industry4.0/FA関連/アナリティクス他)に強い関心を持ち、これらを活用したビジネスモデル造り/新業務プロセス造り/デジタル(IoT/AI)基盤構築/アプリケーション構築における専門性を高めたい方
■国内外のスタートアップ企業、技術やサービスのリサーチ、それらを組み合わせた新たなビジネスを企画・実行できる方
■デジタル技術を活用した途上国支援、地方創生等、社会課題解決に貢献できる方

<経験業種>
■コンサルティングファーム
■SIer
■製造業他、各種事業会社
■インターネット等デジタル技術系ベンチャー
■スタートアップ

<経験業務領域>
■戦略/業務/ITコンサルティング
■経営企画・製品企画・事業企画・営業戦略・生産管理・情報システム
■生産技術・設計開発・研究開発
■クラウド環境構築、アプリケーション開発、ITインフラ構築
■データ分析、画像解析、先端技術(Web3.0等)エンジニア
■UX/UIデザイン、Webデザイン

<経験業務-必須要件>
下記、何れかの業務経験を3年以上有する方。
■戦略/業務/IT関連のコンサルティング経験
■DX戦略、デジタル戦略、データ活用戦略の策定経験
■新規ビジネス・商品戦略などの企業戦略やビジネス企画業務経験
・Web3.0、IoT、AI等デジタル技術を活用した新製品/サービス開発
・デジタル時代のビジネスモデルやエコシステムの構築
・海外スタートアップなど、社外組織との共創によるビジネス企画・推進
■製造業・交通インフラ業界などにおけるIoT等デジタル技術活用の対応経験
・自動車/自部品、組立、プロセスなどの製造業、鉄道、道路、建設業においてIoT/画像解析等、デジタル技術を活用した生産現場・産業現場の変革/改善経験
・R&D、生産技術、生産管理、設備管理部門などにおけるIoT/デジタルツイン等の対応
・設備装置、PLC、MESのエンジニアリング、製品設計・PLM、各種分析業務などに対する深い知見
■社会課題解決・地方創生等のプロジェクト経験
・スマートシティ関連のプロジェクト企画・推進経験
・デジタル技術活用による開発途上国支援業務経験
■Web3.0/IoT/AI関連の開発や関連したシステム構築、及びプロジェクトマネジメント経験
・クラウドアプリケーション構築や機器設計(組込みソフト他)の経験者
・IoT/AIプラットフォームやIoTセンサー/デバイスを連携したシステム基盤の開発
・データマネジメントに関する企画構想、データモデリング、システム基盤の開発経験
・これらに関連するITインフラ、ネットワーク、システムセキュリティ対策、データセンター、クラウドサービス連携の構築
■機械学習や高度な統計解析手法を用いて、データ分析を行い、課題解決まで導いた経験
■UI/UXデザイン、Webデザイン

<歓迎資格/スキル>
・PMP、MBA、中小企業診断士、IoT検定、統計・分析関連資格、情報システム関連、Microsoft Azure/AWS等のクラウド構築関連の資格
・英語(語学力があればグローバルプロジェクトへの参画等キャリアの可能性が広がります)

コトラでは業界動向や今後のキャリアについて無料キャリア相談会を開催しております。
最新の採用動向や非公開求人情報などの情報提供をさせていただきます。
また、ざっくばらんな意見交換・ご相談をさせて頂きながら、理想のキャリアを歩むためのアドバイスをさせていただきます。 お気軽にご相談ください。

この記事を書いた人

コトラ(広報チーム)