日本を本社としてグローバル展開しているトップコンサルティングファームであるアビームコンサルティング社。そのアビームコンサルティング社の中で戦略ビジネスユニット(Strategy BU)に籍を置くセキュリティコンサルティングチームのお二人に、リアルな業務内容などをお伺いしました。
昨今、需要が急激に高まるセキュリティ領域で、どんな働き方をされているのでしょうか。
クライアント企業との距離の近さが魅力のセキュリティコンサルティングチームのご紹介です。
ゲストのご経歴
アビームコンサルティング株式会社
戦略ビジネスユニット
シニアコンサルタント
林 光香様
前職は主にITアウトソーシングサービスを提供する企業に在籍。システム運用のアウトソーシングの部署に配属され、クライアント先に常駐し、業務委託として運用業務に携わる。
セキュリティベンダーの企業にも常駐した経験があり、セキュリティデバイス導入などの支援業務に従事。
2019年、アビームコンサルティング株式会社に入社。
アビームコンサルティング株式会社
戦略ビジネスユニット
シニアスペシャリスト
鈴木 清夏様
1社目のSIerではプログラマーとして経験を積み、2社目は金融系事業会社の情報システム部にて、主に社内のセキュリティツールの選定導入や、ISMSの審査などのセキュリティ業務を担当。
2019年、アビームコンサルティング株式会社に入社。
インタビュアー
株式会社コトラ
エグゼクティブコンサルタント
中川 貴史
金沢大学大学院を卒業後、大手通信企業に入社。SEとして海外向け金融システムプロジェクト、およびホワイトリスト/PCI-DSS対応など複数のセキュリティプロジェクトに従事。コトラに転職後は、セキュリティ/インフラエンジニア/デジタルフォレンジック領域を専門として、ハイクラスを対象に転職・採用支援。 [ 担当業界 ]
セキュリティ、インフラエンジニア、デジタルフォレンジック、コンサルティングファーム、事業会社、金融機関、SIer、ITベンダー
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雰囲気が良いアビームコンサルティング
コトラ中川:
初めに、これまでのご経歴とアビーム様へのご入社の経緯についてお聞かせください。
どのようにご転職活動を進められたか、アビーム様を選ばれたきっかけも含め、お話を伺えればと思います。
鈴木様:
1社目のSIerではプログラマーとして経験を積み、2社目は金融系事業会社の情報システム部にて、主に社内のセキュリティツールの選定導入や、ISMSの審査などのセキュリティ業務を担当していました。仕事をしている中でセキュリティ分野の奥深さに気づき、セキュリティの専門性を高めることで自分の市場価値を向上させたいと考えるようになりました。その後、2019年にアビームに入社しました。
コトラ中川:
アビーム様にご入社されるまで、他の企業様にも応募されたのでしょうか?
鈴木様:
そうですね。事業会社のセキュリティ関連の部署や、監査法人などにも応募していました。
コトラ中川:
様々な選択肢がある中で、アビーム様を選ばれた決め手は何でしょうか。
鈴木様:
正直に言うと、最初は「コンサルは激務」「コンサルは気が強い」といったイメージがあったため、アビームへの志望度もあまり高くありませんでした。しかし実際に面接を受けてみると、イメージとは裏腹に面接官の方はとても雰囲気が穏やかで、コンサルタントの仕事そのものに非常に興味を持ちました。
加えてキャリアプランに関しても、私自身のやりたいこと・できることを共に考えていただけて、この環境で様々なことにチャレンジしてみたいと感じました。
コトラ中川:
林様も、ご経歴とアビーム様への入社経緯を伺えますでしょうか。
林様:
私はアビームが2社目になります。前職は主にITアウトソーシングに取り組む会社に在籍していました。システム運用のアウトソーシングの部署に配属され、クライアント先に常駐し、業務委託として運用業務に取り組むという形でした。セキュリティベンダーの企業様にも常駐した経験があり、セキュリティコンサルタントのアシスタントのような立場で、セキュリティデバイス導入などの支援業務に従事していました。
セキュリティ業務に携わることへの面白みを感じてはいましたが、外部協力会社のような立ち位置では、できることの範囲が限られていました。主体的に幅広い業務に携わりたいという想いから、転職活動を行ったという経緯になります。
コトラ中川:
ご転職活動の軸やアビーム様へのご入社の決め手についてもお聞かせください。
林様:
主に「コンサルティング業務に携わることができる」という軸で探していて、他のコンサルティングファームや、SIerのコンサル事業部にも応募していました。
アビームへの入社の決め手は、面接官の方の人柄の良さに加え、他社と比較して選考の連絡がとても早く、自分が必要とされていると感じたことでした。
コトラ中川:
他のコンサルティングファームとアビーム様との違いについて、どう感じられていますか。
林様:
他のコンサルティングファームは、面接の段階でかなり実力を試されたという印象です。
私の場合、前職ではアシスタントのような立場であったためロジカルシンキングなどのコンサルスキル部分に当時は強みがなく、ケース問題などにも思うように対応できませんでした。今思えば、実際にそれらの企業へ入社できたとしても、カルチャーギャップがあったのではないかと思います。
アビームの場合、スキルや経験というところを見つつも、併せて人柄の部分も重視されていたため、この環境であれば学びながら成長していけるのではないかと感じました。
コトラ中川:
コンサル未経験の方は特に、いきなりコンサルに入ることに抵抗があると思います。
研修などの教育体制が整っていることがアビーム様の魅力の一つであると思うのですが、実際に入社してから、教育制度に関して印象に残っていることはありますか?
林様:
現場で働くコンサルタントの方が研修講師をされていたことです。実際のプロジェクト事例などの実体験に基づいた学びを得ることができ、その内容を実業務でも活かすことができました。
コトラ中川:
オンサイトのプロジェクトのOJT以外の観点でもお伺いしたいです。Off-JTでのサポートや、あるいは研修などでも役に立つ部分があるのでしょうか。
林様:
そうですね。先ほど紹介した他にも、ドキュメンテーションという実際のスライド作成法を学ぶ研修があります。こちらも実例を踏まえた研修内容になっているため、クライアントに響くポイントなどの実際の現場ケースを体系的に学ぶことができました。
コトラ中川:
社内研修についても、過去からの蓄積も含めて体系化されているのですね。
コトラ中川:
アビーム様は、ドキュメンテーションやファシリテーションなどのいわゆるコンサルタントの基礎スキルの研修の多くを内製化されており、これはアビーム様の大きな魅力の一つであると感じています。他のコンサルティングファームでは研修会社の教材を買って提供していることが多いですが、アビーム様の場合は現場のコンサルタントが作ったものを毎年リニューアルして必須研修にしているため、非常に手厚いという認識を持っています。
鈴木様にもお聞きしたいのですが、「人を育てるアビーム」の恩恵は感じられますか?
鈴木様:
恩恵は大きいですね。先ほど林さんがおっしゃったことに加えて、研修のグループワークの際に各グループにマネージャーや先輩方がサポーターとしてついてくださるため、気軽に質問ができる機会があります。別の部署の方がサポーターとなってくださることが多く、様々な状況に応じた対応方法を実体験に基づいて学べるため、非常に良い研修機会だと思います。
コトラ中川:
プロジェクトワーク以外でも気軽に相談できる場がつくられているのですね。
コトラ中川:
社内研修情報の更新についても各部門から推薦した厳選メンバーが対応されており、研修講師のプログラムを全部きちんと卒業した人間だけが登壇できるという仕組みだと認識しています。なおかつ各チーム5〜6人に1人のサポーターが基本的につく形にして、テキストベースではなく、まさに現場の人間がしっかりその場でフィードバックするというOJTに近いOff-JTを作り上げてきたというのは、多分アビーム様の人材育成に対する姿勢の表れかなと思います。
コトラ中川:
次に、これまでに取り組まれた業務や、入社前の印象との違いなどについて教えてください。まずは鈴木様からお願いできますでしょうか。
鈴木様:
入社後はセキュリティマネジメント支援のプロジェクトや、クライアントのセキュリティ業務支援のプロジェクトに携わっていました。最近は金融系のクライアントも多く、主に保険関連のプロジェクトを担当させていただいています。
先ほど面接官の方の雰囲気が良かったという話をしましたが、セキュリティチームのメンバーやプロジェクトで協働した他のチームの方々も皆さん穏やかな方だったため、私が当初抱いていたコンサルタントへのイメージが変わりました。
コトラ中川:
林様はいかがでしょうか。
林様:
入社前は、中途入社であればすぐにプロジェクトに投入されて多忙な日々が続くというイメージを抱いていましたが、実際はプロジェクトに関わる前にOff-JTで学び、その後に現場に行くことが多かったです。
配属後は、まずはどのようにプロジェクトが進められるのかを学んだ後に、実際にクライアントへの業務支援に関わり始めました。プロジェクトデリバリーに携わりながら、我々セキュリティチームのサービス内容の開発に関わることもできています。
実際のプロジェクトワークだけでなく、自分たちのサービス開発にも携わることができるのは魅力だと感じています。
コトラ中川:
実際にプロジェクトにアサインされる前に、学びを得る期間が設けられているのですね。
林様:
人によって期間は異なりますが、研修期間を経た後にプロジェクトに関わるということが可能ですね。
クライアントに寄り添い、企業のガバナンス全体に取り組む
コトラ中川:
セキュリティ領域のコンサルティングでは、どのようなプロジェクトが多いのでしょうか。
鈴木様:
データガバナンス支援などのプロジェクトから、サイバー攻撃対応訓練やセキュリティ教育などといったトレーニング系のプロジェクトまで幅広く対応しています。
コトラ中川:
総合系コンサルティングファームにおいては、教育・研修などの細かい部分にまでご対応されるケースは意外と少ないというイメージを持っていますが、アビーム様としてのサービス提供のスタンスについて他社と違うところがあればお聞かせください。
鈴木様:
我々の提供サービスの中にはセキュリティ教育支援サービスというものもありますが、パッケージ化されたものではなく、クライアントの要望に沿って柔軟に対応することが前提となっています。クライアントのニーズに寄り添ってサービス提供ができるのは、アビームの特徴だと思います。
コトラ中川:
近年(2023年時点)新型コロナウィルスの流行などの大規模な変革に結びつく事象が起こりましたが、それに伴ってクライアントのセキュリティプロジェクトのニーズに変化はありましたか。
鈴木様:
はい。入社当時(2019年)のセキュリティチームは、今は組織が変わりましたが、ITMSというIT戦略を中心に取り組む部署に籍を置いていたこともあり、クライアントからはテクノロジー寄りのご相談が多かったと思います。しかし、徐々に会社全体のガバナンスを見直していこうというクライアントからのニーズが増加し、我々セキュリティチームもITMSから戦略コンサル部門であるStrategy BUに籍を移したということもあって、新規事業立ち上げに伴うセキュリティガイドラインの策定や、社員に向けたセキュリティ教育のような、会社経営全般に関わるような広いテーマのプロジェクトが増えていきました。
コトラ中川:
セキュリティ専門会社でのコンサルティングポジションや、あるいは他のコンサルティングファームのセキュリティチームとの違いについて、アビーム様ならではの特長と併せてお聞かせください。
鈴木様:
自社でパッケージソリューションなどを持っていると、どうしてもそれを売らなければならなくなりますが、我々アビームのセキュリティチームは、クライアントの要望に合わせて個別にカスタマイズするため、あるべき姿に向かって柔軟に対応できるというところが他社と大きく異なるのではないかと思っています。
コトラ中川:
お話しいただいた内容は、林様が自己紹介の際におっしゃっていた体制構築周りのプロジェクトに関しても共通することがあるのではないかと思います。林様から見ても、クライアントとの距離の近さや、サービス提供の自由度などは感じられますか。
林様:
はい、特に私は前職でセキュリティベンダーに常駐という形で仕事をしていたので、アビームでの業務の方がクライアント企業様と近い距離で働いているような印象を強く受けています。
我々の知見を活かしたコンサルティングサービスを提供してはいるものの、単に提案した通りに取り組んでいただくのではなく、クライアントの文化・状況に合わせてアレンジして、より良い解決策をともに探っていくようなイメージです。
コトラ中川:
セキュリティについてクライアントと同じ立場で上流から考えていくにあたって、セキュリティは他のテーマと比較しても、人事・会計・システムなど様々な分野に影響しやすいプロジェクトテーマだと認識しています。実際に働く中で、Strategy BU内外の他のチームと協働することも多いのでしょうか。
林様:
徐々に増えてきていると感じています。DX推進に伴うペーパーレス化推進プロジェクトで、紙で保管している文書をデータで保管する際に、セキュリティの観点からどのような点に留意すべきか助言して欲しいという他チームからの協力依頼がありました。
また、アビームとしてRPA導入など業務改革のご支援をさせていただくこともあり、その一部としてセキュリティの知見が求められるといった関わり方もあります。
コトラ中川:
ペーパーレス化のプロジェクトのデリバリー自体は他のチームが行い、そこにセキュリティチームとして参画するというイメージでしょうか?
林様:
はい、プロジェクトメンバーの一員として携わる形です。プロジェクトマネージャーは別部門ですが、メンバーとして私のようなセキュリティチームの者や、FMCという会計を専門にしている部署など様々な部署からコンサルタントが集まってチームが編成されています。
コトラ中川:
様々なチームと協働しながらプロジェクトに参画できるのですね。これもアビーム様の魅力なのではないかと思いました。
セキュリティ領域に関しても、クライアントのニーズに変化はあるのでしょうか。
林様:
はい、以前のトレンドだと、アセスメントと言われるクライアントの現状を診断して基準に達しているか判断するというようなプロジェクトが多かったのですが、現在は一定程度クライアント側でアセスメント・診断は完了しているということも多いため、その次の段階として具体的に何に取り組めば良いのかを検討したり、実行体制を構築していったりなどの具体的な施策の考案のフェーズに移っていると感じています。
コトラ中川:
林様も、ご入社されてから注力したいとお考えのテーマがいくつかあり、それと同時に今後を見据えて取り組むべきテーマもあると思いますが、組織としてご自身が取り組みたい領域に注力しやすい雰囲気なのでしょうか。
林様:
そうですね、希望は言いやすい雰囲気だと思います。
アビームには上司とは別に個人のキャリアや成長を支援するカウンセラー(制度)があるため、これからのキャリアについて相談する機会があります。今後取り組みたいプロジェクトの他に、領域を変更したいという相談やキャリア形成の悩みも気軽に相談できるため、自分のやりたいことができないということはないのではないかと思います。
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垣根なく、幅広いプロジェクトを経験できる
コトラ中川:
組織の人数や、在籍されているメンバーのバックグラウンドについてお話いただけますか。
鈴木様:
メンバーは16名で、全員が中途入社メンバーになります。
私のような事業会社出身者やSIer、コンサルファーム、セキュリティベンダーから転職してきた方など、何かしらの形でセキュリティの領域に携わってきたメンバーが多いですね。
最近ではセキュリティ未経験者の入社も増えてきています。
コトラ中川:
コンサル出身者の比率はいかがでしょうか。
鈴木様:
コンサル出身の方は少なく、数人程度ですね。
コトラ中川:
大半が事業会社やベンダーなど、コンサル以外のバックグラウンドの方々なのですね。
また総勢16名となると、他の総合系コンサルのセキュリティチームよりも少し小規模な組織かと思いますが、そのような組織で働くにあたっての醍醐味や魅力はありますか。
鈴木様:
小規模な組織で、その中で細かいチーム分けもないため、手を挙げれば様々なことにチャレンジできるという文化・魅力があります。
クライアント業務の他に、セキュリティチームを強化していく社内のチーム・サービス開発にも携わることができるため、そういった点も非常に面白みがあります。
コトラ中川:
アビームという会社の枠を超えて、セキュリティ領域でのコンサルティングにおける純粋な面白みや醍醐味も伺えればと思います。
鈴木様:
セキュリティ分野は奥が深く、学べば学ぶほど自分の知識にもなり、且つその知識はすぐに仕事に活かせるため、働きながら自身の市場価値を高めていけるという点は魅力的なポイントであると思います。
セキュリティ対策にはゴールがないため、取り組むべき課題は多種多様です。そのため、様々なことにチャレンジできることは非常に楽しいです。
コトラ中川:
林様はセキュリティベンダーへの常駐経験があるということですが、そのご経験も踏まえたセキュリティ領域の面白みを教えていただけますでしょうか。
林様:
セキュリティベンダーへの常駐を含めて前職では技術的な分野に携わりましたが、そこからアビームに転職して、セキュリティは単純な技術領域ということではなく経営に深く関わりがあるものであることを知りました。
セキュリティはいわゆるIT技術の中の一つとイメージされることが多いですが、それだけではなく、経営をしていく中で例えば「個人情報を守る」「ガバナンスを整える」といったところにもセキュリティの考え方が求められます。
視点を変えることによって様々な見方ができるというところは、セキュリティ領域の面白さだと思います。
コトラ中川:
確かにネットワークや脆弱性、CSIRTのようなテクニカルなサイバーセキュリティだけでなく、近年は法令対応や個人情報保護、コンプライアンスなどありとあらゆる領域がセキュリティというキーワードに包含されているかと思います。
セキュリティ領域で転職をお考えの方へ
コトラ中川:
今後のご自身のキャリアの展望、実現していきたいことについて、お聞かせください。
鈴木様:
キュリティ分野は奥が深いというお話をしましたが、その中で「この分野に関しては私に聞いてください」といったように、専門分野を何か一つ突き詰めていき、セキュリティチームを牽引していく存在になりたいと思います。
コトラ中川:
現在、特に興味をお持ちのテーマはあるのでしょうか。
鈴木様:
教育系のプロジェクトに携わることが多かったため、そういった領域も面白いと今は感じています。
コトラ中川:
林様はいかがでしょうか。
林様:
セキュリティ領域はもちろんのこと、プロジェクトをリードしていくというコンサルタントとしてのスキルも成長させていきたいと考えています。現在はシニアコンサルタントの役職ですが、次はマネージャーとしての管理職の立場も視野に入ってきました。
その中で自分の専門性を活かすというところに加えて、プロジェクトメンバーをどう動かしていくか・専門性に裏打ちされたアドバイスをしていくためにプロジェクトをどう運営していくかなどの、いわゆるコンサルティングスキルも併せて向上させていきたいと思っています。
コトラ中川:
「今後、こんな方と働きたい」というご自身の思いについて、ご活躍されている方の特徴と併せてお伺いしてもよろしいでしょうか。
鈴木様:
セキュリティ領域での支援業務は比較的即効性がなく長期的な視点をもつ必要があるため、すぐに結果が欲しいという方よりも、ご支援を通してクライアントに喜んでいただくという部分そのものにやりがいを感じる方がご活躍いただけると思います。
コトラ中川:
なるほど、クライアントに寄り添いたいという方がより向いているということですね。セキュリティ領域は、場合によってはクライアントよりもコンサルタントの方が知見を持ってるという少し珍しいコンサルティング領域ではないかと思いますが、ここについてもお考えをお聞かせいただけませんでしょうか。
鈴木様:
個人情報漏洩の事件などニュースに掲載されるような大きなトラブルが起きた際、ご支援させていただいているクライアントから相談を受けることも少なくありませんが、「こういう対策をしているため問題ありません」ということを説明してご安心いただくことが求められます。
そのようなことも踏まえ、クライアントよりも知見を有している必要があるとも思います。
コトラ中川:
林様からも、一緒に働きたい方についてご意見を伺えますか。
林様:
専門領域に凝り固まってしまうと視野が狭くなりがちですが、課題に対する解決策はクライアントによって大きく異なります。
法律のように絶対に守らなければならないこともありますが、それ以外のことについては、クライアントに合わせてどのような方法が効果的か、クライアントと共に考えていく力が必要です。
自分の知識に自信を持って提案することも重要ですが、時と場合に応じて柔軟に考えていくことで、より良い仕事ができるのではないかと思っています。
コトラ中川:
最後になりますが、アビーム様へご興味をお持ちの方に向けて、メッセージをお願いいたします。
鈴木様:
アビームは非常に穏やかな方が多く、入社後もキャリアアップしていくための研修制度が設けられていますので、ぜひご応募いただければと思います。
林様:
コンサル未経験の方であっても、研修や現場で学ぶ機会が多く、成長していける環境が整っています。今現在はコンサルタントの経験がない方にも、積極的にご応募していただきたいです。
コトラ中川:
お二人とも、ありがとうございました。
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<プロジェクト例>
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●組織やシステムの問題を課題へ変換し、解決策の実行計画立案、実装を支援
●リスクマネジメント視点でのプロセス整備、ガバナンス構築を支援
●セキュリティ監査結果に対応した課題解決、実装支援
●セキュリティ診断の実施(Webフロント、プラットフォーム)
●セキュリティソリューションの採用、導入支援
●クライアントのセキュリティ成熟度ステージを測定するアセスメントの提供
<活躍事例>
●大手医療グループに対し、業容拡大に伴うセキュリティポリシーの混迷を解消すべく、各院の現地調査からシステム構成の棚卸、情報資産価値の再定義等を実施。
●大手金融機関グループに対し、外部監査指摘事項の是正支援を実施。知見の提供例として、監査法人やクライアント作成文書の是正提案、チェックを遂行。
●グローバル展開する製造業のクライアントが抱える、リージョンカルチャー差異、リテラシー格差によるセキュリティインシデント発生の低減、防止に向け、組織、ITの両面から改善企画の立案を実施。
●クライアントの顧客に向けたコミュニケーションツール開発において、情報保護の観点からプロジェクトマネジメントを支援。テスト遂行やサプライヤーコントロールにおいて、セキュリティ専門知見を活かした適正化を実現。
●当社海外拠点と協働し、現地企業の抱えるセキュリティリスクの解消にむけた支援を提供。ダークウェブ動向等、最新情報を加味し、費用対効果の高い対策の立案を支援。
■必要スキル
<必須>
※経験業種は問わない(社会人経験2年以上)
(セキュリティ分野、特にセキュリティコンサルタントに興味がある方であれば、まずは応募いただきたいと考えております)
1.コンサルタント採用
●セキュリティコンサルティングにチャレンジする志向がある
2.シニアコンサルタント採用
●ITまたはnon ITの分野においてセキュリティ事案に3年以上従事した経験がある
●社内外問わず複数ステークホルダーとの折衝、調整経験がある
●システム導入や規約策定における上流工程(企画段階)から従事した経験がある
3.マネージャー以上採用の場合は、上記に加え下記いずれか必須
●PM、PLとしてのプロジェクトリードおよびメンバーマネジメント経験
●システム導入や規約策定における上流工程リード経験
●国内系セキュリティ資格(情報処理安全確保支援士、等)
<歓迎>
●セキュリティ戦略の企画立案、計画実行のご経験がある
●セキュリティ監査業務のご経験がある
●CERT、CSIRT、SOCの立ち上げまたは、運用統括、継続改善支援の経験がある
●社内外を問わず、プロジェクト遂行にあたりリーダーとしてマネジメントを行った経験がある
●セキュリティ専門資格の保有、維持、登録
●デジタル、監査、マネジメント等の分野において、特徴的な経験や方法論の保有
※保有していると望ましい資格等
●情報処理安全確保支援士
●ISMS審査員
●情報セキュリティマネジメント
●個人情報保護士
●SPREAD情報セキュリティマイスター
●NISM(ネットワーク情報セキュリティマネージャー)
●情報セキュリティ管理士
●CISSP
●CISA(公認情報システム監査人)
●CAIS(情報セキュリティ監査人)
●CISM(公認情報セキュリティマネージャー)
●SSCP
●CompTIA Security+
<求める人物像>
●セキュリティ専門資格の取得など、自己研鑽を含む継続的な向上意欲を持っている方
●ご自身のお考えとして「コンサルタント」の定義を持っている方
●セキュリティリスクの低減、解消に向けた課題解決がお好きな方
●セキュリティ視点でクライアントの経営課題を含む事業運営課題の解決に貢献したい方
●セキュリティ分野における知見と合わせ、経営やシステム分野での課題解決経験を有する方
●問題解決にあたり、自ら考え能動的に行動ができる論理思考と柔軟な発想力がある
●チャレンジを楽しみ、関係者を巻き込んで課題解決を進められる方◎セキュリティ専門資格の取得など、自己研鑽を含む継続的な向上意欲を持っている方◎ご自身のお考えとして「コンサルタント」の定義を持っている方
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