＜後半＞【アビームコンサルティング株式会社 戦略ビジネスユニット】人的資本経営コンサルティング 〜事業×人の課題を解決し、日本企業の生産性を高めるコンサルティング〜

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ゲストのご経歴

アビームコンサルティング株式会社
戦略ビジネスユニット
執行役員 プリンシパル

久保田 勇輝様

[ 経歴 ]
新卒で外資系のコンサルティング会社に入社し、人事コンサルティングに7年間従事。
その後、PR系のベンチャー企業で新サービス開発などを手がけ、ソフトウェアベンダーに転職したのち、前職の上司から相談を受け、古巣のコンサルティング会社に戻る。
17年目に人事コンサルティングのテクノロジーのリーダーとなり、人事のストラテジーとプロセス開発のコンサルティングのリーダーも兼任。
その後、“人的資本経営”という観点から企業のコンサルティングを行うため、アビームコンサルティングへ入社。

アビームコンサルティング株式会社
戦略ビジネスユニット
マネージャー

寄田 貴久様

[ 経歴 ]
新卒で日系の専門商社に入社し、営業として主に半導体の輸出入ビジネスを担当。
5年程トレーディングをメインとして取り組んだのちに、外資の総合系コンサルティング会社へ入社。そこでは人事SaaSを活用した業務改革支援などを経験したのち、人事コンサルティングチームにて5年程、プロジェクトマネージャーとしてグローバル企業向けに人材を一元管理するための人事SaaSの導入・グローバル展開などを推進。
その後、人的資本経営コンサルティングのサービス展開に魅力を感じ、アビームコンサルティングへ入社。

インタビュアー

株式会社コトラ
パートナー

宮崎 達哉

[ 経歴 ]
信州大学工学部卒、ゼネコンでの施工管理者を経験した後、三重県庁にて産業政策の企画・運営業務に従事。県庁在籍中に、経済産業省資源エネルギー庁及びNEDOにてエネルギー政策に係る新規事業立案や規制・制度の合理化に従事。デロイトトーマツグループでの地方創生及び教育分野のコンサルティング業務を経て現職。

[ 担当業界 ]
ESG/サステナビリティ領域、シンクタンク、コンサルティングファーム、監査法人、パブリックセクター、教育、経営層、管理系人材、技術者

株式会社コトラ
ディレクター

杉江 幸一郎

[ 経歴 ]
東京大学経済学部経営学科卒。大手メーカー、通信事業者、IT 企業など上場事業会社にて経営企画、事業戦略、新規事業立ち上げ等の責任者を歴任。上場企業取締役、CISOおよびISO事務局等も担当。コトラではISO30414を始めとした人的資本経営のコンサルティングに従事。ISO30414リードコンサルタント。

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この記事の前編
「事業×人コンサルティング」の具体的なプロジェクト事例をご紹介

今後の展望

コトラ 宮崎：
グローバル展開についてお伺いしてもよろしいでしょうか。

久保田様：
まだ立ち上がったばかりであるため、具体的な話は上がっていませんが、将来的にはグローバル展開をしていきたいと考えています。
現時点で日系企業の海外展開を事業×人という切り口で支援していくことに取り組んでいますが、今後は、現在取り組んでいる人的資本経営のサービスをアジアを中心としてアメリカやヨーロッパに展開していきたいと思います。
そのため、日本企業のビジネスを支援するだけでなく、海外展開の要員の育成やそういうニーズを持った人材の採用をしていく予定です。

コトラ 宮崎：
部門の今後の展望についてお聞かせください。

久保田様：
まず一番に、現在取り組んでいるビジネスの成果を出したいです。プロジェクト完遂ではなく、クライアントが抱えている課題の解決という結果を多く作っていきたいという想いがあります。そのために、より多くのクライアントへサービスの提供をしていく必要もありますし、効果のあるものを作り続けることはもちろんのこと、新しいサービスも作ることが求められると考えております。それに伴い、チームの拡大もしていきたいです。
一方で、規模を追い求めるばかりではなく、質を下げないためにも、質の高い育成制度の整備などにも取り組んでいきたいと思います。

寄田様：
我々のチームとしてのミッション・ビジョン・バリューを定めており、到達点としてビジネスの規模を追いかけるのはもちろんですが、それだけではなく、世の中にインパクトを与えられる仕事をしたいという共通の認識を持っています。
極論になりますが、アビーム以外の会社が、我々のアプローチと全く同じ取り組みをして日本の生産性が向上するということがあったとしても、結果的には日本のために貢献できたと言えるのではないかと考えております。
現時点では人的資本経営をテーマとした市場が生まれ始めている状況ではありますが、我々が市場の構築をリードし、クライアントへの価値と世の中へのインパクトでナンバーワンになるという気持ちで日々取り組んでいます。

コトラ 宮崎：
人的資本経営のあり方につきましても、これからという状況であるため、それを作り上げていくということですね。それは非常に魅力的ですよね。

採用について

コトラ 宮崎：
どのような方にジョインしていただきたいとお考えでしょうか。

寄田様：
事業×人の課題解決を一貫して行っているため、多様性を重視しつつ様々な観点をお持ちの方にジョインしていただきたいと考えております。もちろんコンサルタントとしての経験をお持ちの方は大歓迎ですが、未経験者の方にも是非とも参画してほしいと思っています。
また、共通して期待することとして、人的資本経営チームのパーパスに共感いただくことです。「日本で働く人を豊かにし、幸せに働けるようにする」というパーパスのもと日本企業の生産性向上を目的として活動しています。事業にこだわった人領域のコンサルティングを心掛けているのも、このパーパスを反映していると理解しています。
人的資本経営のコンサルティングはまだ確固とした市場がある訳でなく、クライアントが抱える課題に対して様々な観点から新たなソリューションを提供していかなければなりません。
これから参画いただく方に新たなサービス提供の担い手になっていただく可能性も十分にあると思っています。
そのため、視野を広く、新たなことにチャレンジしたいといった意思をお持ちの方に是非とも応募いただきたいと思っています。

教育体制について

コトラ 宮崎：
入社後の教育体制の仕組みについてお伺いしてもよろしいでしょうか。

寄田様：
まず、個人の適性を見ずに、単に人手の不足を埋めるためのアサインをするということはなく、バックグラウンドや本人の希望を汲み取りつつ、適性を見たプロジェクトアサインを徹底しています。基本的には各々が持っている強みを活かして、そこから徐々に広げていっていただければと思います。
特にコンサル未経験の方については、入社後約1か月の集合研修により、ロジカルシンキングやドキュメンテーションなどのコアスキルについてはしっかり学ぶ機会を設けております。それ以降もコンサルとして必要なスキルを身に付けていただくための研修が充実しており、コースによっては丸一日しっかり学んでいただくものもあります。
終日研修の場合はプロジェクトの作業から離れる形になりますが、プロジェクトマネージャーとの話し合いのもと、積極的に受講できる状況を整えています。
また各プロジェクトには、経験のあるマネージャーやシニアコンサルタントとペアで入っていただく形になっているため、日々の業務を進める上での不明点や不安を払拭しながら進められるような体制を組んでいます。
加えて、人的資本経営チームでは毎週月曜に研鑽タイムを設けており、各チームやプロジェクトの共有や、他のチームから専門家を招いて講義・ディスカッションを行っています。

コトラ 宮崎：
アビーム様は全社的にもかなり研修制度が整備されており、他のコンサルもそれを参考にするぐらいだということを聞いたことがあります。それにプラスアルファで、このチームの中でもキャッチアップしていける環境が整えられているのですね。

久保田様：
スキルマップを用いて各々のスキルの可視化もしています。そのため、各プロジェクトに必要なスキルや、それに関する研修を設定するという仕組みになっています。
各スキルを10個程度のロール分けを行い、そこに必要なスキルやスキルレベルを定義しています。それにチーム全員がどこまで達成しているかをチェックして、クォーターごとに弱みのある領域の特化型研修をしています。

コトラ 宮崎：
それは未経験でご入社される方にとっては本当にありがたい仕組みですね。

寄田様：
新卒や未経験で入社された方にとって、スキルマップはキャリアアップの指針にもなります。自身が身に付けるべきスキルが可視化され、そのための全体研修や特化型研修もあるため、特にこれからコンサルティングのスキル向上を目指す人にとっては痒い所に手が届くサポート体制になっていると思います。

久保田様：
我々は、制度の仕組み化をとても得意としています。
取り組みを続けていくためには仕組み化・効率化が必要と考えており、先ほど申し上げた、毎週月曜日に行う2時間のディスカッションの取り組みに関しましても、「全体で話し合いの場を設ける」とするだけでなく、初めに時間を確保することが大切です。

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キャリア展望

コトラ 宮崎：
人的資本領域のコンサルティング経験を経てのキャリア展望についてお伺いしてもよろしいでしょうか。

寄田様：
事業と人の両方を押さえたプロフェッショナルの市場価値は今後もどんどん高まっていくと考えています。
事業変化のスピードが今までよりも早く、且つ予測不可能になっていくなかで、従来の一律的な人事制度や施策を提供するだけでは通用しなくなってくると考えています。
人事コンサルとしてのスキルが身についていくし、事業戦略のスキルも身につく
そうした中で事業と連携した人の課題解決や仕組み構築ができるケイパビリティを身に着けた人はコンサルティングでも、事業会社でも活躍できると思っています。

また、アビームが持つケイパビリティを活かして、さらに幅広い経験をしていただく選択肢もあります。
人的資本経営チームは戦略ビジネスユニットに所属しており、事業戦略の策定や、新規事業開発といった領域にキャリアチェンジをすることも可能です。
また、アジア・北米地域へのオフィスが多数ありますので、海外への赴任機会も豊富です。

候補者様へのメッセージ

コトラ 宮崎：
最後に候補者様へメッセージをお願いいたします。

寄田様：
今までの人事コンサルティングの枠に収まらず、人的資本経営コンサルティングならではのサービスを立ち上げていきますので、今までの経験問わず、我々の取組みを面白いと思っていただける方の応募をぜひともお待ちしております。

久保田様：
最近コンサルティング会社は事業会社のように、ただ単純にキャリアアップのために入る会社ではなくなってきていると感じています。そのため、チームで成果を出しつつ、長く勤めていても楽しいと思えるような組織にしていきたいと思います。
また、アビームも含めコンサルティング会社は今まさに過渡期であるため、我々のサービスだけでなく、コンサルティング会社の新しい姿を共につくっていきたいとお考えの方は楽しいと感じていただけると思います。

この記事の前編
「事業×人コンサルティング」の具体的なプロジェクト事例をご紹介