金融機関のIT求人動向

金融機関のIT求人動向
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金融機関でのIT求人は、ここ数年で大きな変化を遂げています。かつては若手のポテンシャル採用が主流で、採用人数も10名から20名といったものが多かったですが、今ではメガバンクを中心に大規模な中途採用が行われています。しかしながら、こうした活発な採用市場では、求人が乱立し、IT求人の中から適切なポジションを見つけることが難しくなっています。

本記事では、金融機関のIT求人動向をもとに求人を見分けるポイントについて整理していきます。

金融機関のIT求人4分類

金融機関のIT求人は、大きく以下の四つの領域に分かれます。ここでは、それぞれの領域についてその特徴を解説していきます。

1. DX(デジタルトランスフォーメーション)

DXポジションは、部門横断で業務改善やデジタルサービスの企画などを担当します。デジタル基盤の構築にも従事し、金融機関全体の変革に大きく貢献できるポジションになります。コンサルティング業界出身者や企画業務とIT知見の両方を兼ね備えている方に特におすすめのポジションになります。
年収については、役職によって異なりますが、800万円〜2000万円程度を狙えます。

2. 業務側

業務側のポジションは、部門ごとに業務に特化したITサポートや企画を行います。ビジネス要望の具体化やソリューション提案が求められるため業界知識が必要で、金融業界出身者に向いているポジションになります。
年収については最大1500万円程度までを見込みます。

3. コーポレート側

コーポレート側のポジションには、リスク、コンプライアンス、内部監査などがあります。こちらも部門内でのITシステムの導入や業務効率化を目指していくポジションであることが多いです。コーポレート側でのIT導入経験や業務効率化経験があればぜひ狙っていきたいポジションになります。
年収も1500万円程度まで狙うことが可能です。

4. 情報システム部

情報システム部では、アプリケーションやインフラなど、従来からのITポジションが提供されています。また、DXが広がるにつれて新たな専門領域や先端技術を扱うポジションも増加しています。 そのため、以前と比べて求人の細分化が進んでいることが特徴と言えるでしょう。

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終わりに

金融機関のIT求人市場は大きな変化を見せており、大規模な中途採用やDXの推進に伴い、多彩なポジションが提供されています。一方で、求人の乱立によりキャリアの選択の難しさが増していることもまた事実です。
求人を見極め、自身のスキルセットやキャリア目標に合った選択をするためには、各領域の特徴の正確な把握が不可欠です。金融業界でのITキャリアを成功に導くためにも、ぜひ1度コトラにご相談くださいませ。

この記事を書いた人

吉田宗平

[ 経歴 ]
慶應義塾大学総合政策学部卒業後、外資系IT企業に入社。SEとして貿易システムプロジェクト等に従事した後、コトラに入社。

[ 担当業界 ]
IT業界、コンサルティングファーム等