本記事では、総合コンサルにおけるセカンドキャリアに焦点を当て、転職理由や代表的なキャリアパターンについて詳しく解説します。
総合コンサルのセカンドキャリアのパターン1:同業のコンサルファームへ転職
スキルアップやポジションアップ、さらにはそれに伴う年収アップを目的に、同業他社のコンサルティングファームに転職する方が多く見られます。他のファームでも業務内容は似通っているため、現在勤務しているファームでは昇進の機会が限られていると感じ、別のファームに移るケースがよくあります。
ITコンサルタントから戦略コンサルティングへの転職は稀ですが、一定数存在します。
業務コンサルから戦略コンサルに移るケースも少ないものの、業務コンサルティングを行う中で戦略に関わることが多いため、その流れで純粋な戦略ファームに転職する方もいます。
総合コンサルのセカンドキャリアのパターン2:事業会社へ転職
コンサルティングで培った専門性を活かし、事業会社に転職するケースも多く見られます。コンサルファームはあくまでサービスを提供する立場であり、最終的な意思決定には関与できないことが多いため、その点に不満を感じて事業会社へ移る方がいます。事業会社では自らの裁量で最終的な意思決定ができるため、その魅力から転職を選ぶ方もいます。IT系の場合はIT部門の企画担当として、戦略特化型のコンサルタントであれば経営企画部門でキャリアを築くなど、専門性を業界や職能で活かす形で転職するケースがよく見られます。
事業会社への転職理由としては、決定権の獲得やワークライフバランスを含めた働き方の改善を目的とするケースが挙げられます。コンサルファームの働き方は、5〜10年前に比べてかなりホワイト化してきたと言えますが、プロジェクトベースの業務形態のため、一定の仕事量が求められます。そのため、より自分で仕事をコントロールできる環境を求めて事業会社に転職する方もいます。
年収に関しては、事業会社に転職して大幅にアップするケースは少ないかもしれませんが、事業会社もコンサルタントとして培った経験を必要としているため、現年収を基準とする企業が多いです。
総合コンサルのセカンドキャリアのパターン3:スタートアップの C X O
マネージャーやMD(マネージングディレクター)が転職するケースが近年増加しています。事業会社へ転職する場合、ポジションがそのまま維持されることが多いです。しかし、意思決定権の観点では、上層部が依然として存在するため、より大きな裁量権を求める方は、スタートアップなどで自分の権限を強化したいという理由で転職することがよくあります。
また、転職直後にCOOやCROに就くことは少ないものの、入社後1〜2年でそのポジションに昇進するケースもあります。
ストックオプションに関しては、近年では自分が十分なパフォーマンスを発揮した対価として、ストックオプションが付与されるケースが増加しています。
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【コンサル転職】失敗しないセカンドキャリアの選び方を公開します