今回は転職の際一度は耳にする「カジュアル面談」をテーマにお話します。
そもそもカジュアル面談って何?やカジュアル面談ではどんなコトをするのかなど、この記事を読めば理解できるコンテンツになっていますので読んでいただけると幸いです。
この記事を読んでカジュアル面談がなんたるかを知り、実際にカジュアル面談を活用して転職活動に役立てていきましょう!
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カジュアル面談とは
カジュアル面談とは選考を開始する前に、企業の採用担当者や現場の人間と候補者が、お互いに聞きたいことを質問し互いの利害を深める場のことです。文字通り面談はカジュアルな形で行われ、服装もスーツではなく私服で行う企業もあります。
カジュアル面談を行う目的
通常の選考フローと違い、カジュアル面談の目的は「候補者の評価を行うこと」ではなく「お互いの理解を深める」ことです。そのため、お互いにリラックスした雰囲気のなか面談を行うことができます。
通常の面接との違い
通常の面接と大きくことなる点が1つあります。それは企業側から自社の魅了を語りかける場面があるという所です。
通常の面接では求職者が自分をアピールすることで、企業が相手の素質や価値観を評価する仕組みなっています。しかし、カジュアル面談では企業側も候補者に対して面接時よりも多くの情報開示が求められます。候補者も積極的に質問をすることで、通常の会社説明会では得られないような情報を得ることができます。
すなわち、採用判断が一方通行ではなく、双方から判断を下すのがカジュアル面談と面接の違いだと言えます。
カジュアル面談ではどんな会話をするのか
実際のカジュアル面談ではどのようなことを話すのでしょうか。その一例をご紹介します。
1アイスブレイク
2会社概要
3業務内容
4社員目線で語る企業の魅力
5求める人物像
6企業の課題
7質問
アジェンダの2〜7の順番は多少前後しますが、内容はだいたい上記の通りです。他にも通常の選考ではなかなか聞くことができない待遇面だったり、会社の雰囲気を質問で聞いたりすることが多いです。
カジュアル面談を行うメリット
カジュアル面談をする上でのメリットとして以下3点が挙げられます。
①ミスマッチを防ぐことができる
②気軽に質問をすることができる
③企業とのコネクションを作ることができる
順に解説していきます。
ミスマッチを防ぐことができる
カジュアル面談ではフラットな関係でコミュニケーションをとるため、ぶっちゃけた話をするため、企業のいい部分も悪い部分も、本音ベースで聞くことができます。
そのため、一方通行の面接と比べて、お互いのコトを深く知ることができ、入社後のギャップを小さくすることができるのです。
とりあえず、企業名を見ていきなり応募してしまうと、入社前とのイメージのギャップから短期離職につながりかねません。
気軽に質問することができる
カジュアル面談では企業側・求職者側どちらのフラットな立場です。また面談であり、面接ではありません。そのため実際の選考とは無関係であるため、建前の質問ではなく、本音で会話することができます。
カジュアルな雰囲気で情報交換できるのは、カジュアル面談ならではの特徴です。
企業の上位者とコネクションを作ることができる
カジュアル面談では企業の面接を担当する方は、人事だけではなく現場の人間が担当することも多いです。その企業で実際に働いている方と1対1で面談をするので、の印象に残りやすいです。そのため、入社前の時点で企業のキーマンとコネクションを持つことができます。
例えばコンサルティングファームでは、パートナー、事業会社でいうところの役員クラスがカジュアル面談を担当する場合があります。実際にその企業に入社することになった際につながり思っておくと、希望の配属が通りやすくなることもあり、配属リスクを避けるという面でもカジュアル面談を実施するメリットがあります。
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カジュアル面談を行う際に気を付けること
実施する際には、注意すべきポイントがいくつかあります。下記のポイントは必ず押さえたうえでカジュアル面談に臨みましょう。
カジュアル面談でも評価はされる
カジュアル面談は通常の選考と違い、ラフな雰囲気のもと進められますが候補者に何も評価を行わないわけではありません。カジュアル面談であっても、何かしらの評価が下される場合があります。
そのため、受け答えや態度に目に余るようなことがあると、その後の選考に進めなくなるケースがあります。
・お堅めな社風の企業のカジュアル面談に、Tシャツにジーンズという服装で参加した。
・企業のことを何も調べず受け身の姿勢であった。
・企業に対して一切逆質問をしなかった。
などのケースがそうです。
企業側の「選考には一切関係ありません」という言葉を鵜呑みにしてしまうと、通常選考への道が閉ざされるケースもありますので、カジュアル面談であっても何かしらの評価がされる場合があるということは意識しておきましょう。
面接官が見ているポイント
カジュアル面談を通じて、面接官は候補者の「素」の部分を探ります。
通常の選考で聞くような「志望動機」「転職理由」「入社後にやってみたいこと」など仕事の話になると、候補者側も入念に対策をするため本音の部分が分からなくなります。
一方カジュアル面談では「なぜその大学を選んだのですか?」「入社時と就活時のギャップはなんですか?」などの質問をラフに投げかけることで、候補者のキャラクターを見極めます。
例えば、ロジカルさを求める企業のカジュアル面談で「なぜその学部を選んだのですが?」という質問に対して「なんとなく面白そうだから」のような回答をしてしまうと、あまり良い印象を残すことができません。
フランクな雰囲気に流され、軽率な発言をしないように注意する必要があります。
カジュアル面談と言いつつ選考が始まることがある
「カジュアル面談のスカウトメール経由でカジュアル面談に参加したら、がっつり面接が始まって驚いた」
こんな経験をしたことがある方もいるのではないでしょうか?カジュアル面談は、企業説明会や座談会の場として独立している場合も多いですが、選考過程の一つとして組み込まれていることもあります。
そのため、カジュアル面談といいつつ通常の選考を行う企業もあるので注意が必要です。「カジュアル面談」という名目であっても、広義の選考活で追うの一つであることは確かなので、気を抜かぬようにしましょう。
なぜこのようなことが起きてしまうかというと、スカウトを送る方がRPO(採用のアウトソーシング)であることが挙げられます。つまりスカウトを送っている方は、その企業の人間ではないのです。
(さらにひどい場合だと、スカウトを受諾したとたんにお見送り通知が来る場合もあるそうです・・)
カジュアル面談に臨む際には、このような可能性があることを認識しておくと慌てずに済みます。
カジュアル面談は誰でも気軽に実施できるものではない
カジュアル面談は誰でもできるわけではありません。なぜなら、カジュアル面談では基本的1on1で行われますが、人気企業ほど人数の観点で「企業<求職者」の構図になっており、すべての求職者と面談をするには企業側の工数がかかりすぎてしまうからです。
また、選考を進めるかどうかわからない候補者のために時間を使うことになるため、かけた工数に対して得られるものが少ないこともカジュアル面談を積極的に実施しない理由の一つとなっています。
そのため、すべての企業でカジュアル面談が実施できるわけでないことは覚えておきましょう。
カジュアル面談を設定する方法
では、どのようにカジュアル面談を設定したらよいのでしょうか。メジャーな方法は下記の2つです。
①企業の採用ページから直接申し込む
②ある程度選考が進んだ段階で申し込む
③企業と特別なパイプがある方経由で申し込む
企業の採用ページから直接申し込む
企業によっては直接カジュアル面談を受け付けているところがあります。ベンチャー企業やエンジニアの採用において、多く受付ている印象を受けます。
また、カジュアル面談を実施していると明記されていなくても、採用ページからカジュアル面談を実施してもらいたい旨を連絡すると実施してもらえれる場合があります。ダメ元で聞いてみても良いでしょう。
ある程度選考が進んだ段階で申し込む
選考の最初の段階ではなく、ある程度選考が進んだ段階であればカジュアル面談を実施してもらいやすいです。
特に「他社でも選考が進んでおり、どちらに行くか迷っています」という形で希望を伝えると、カジュアル面談を実施してもらいやすくなります。
ただ、このケースでカジュアル面談を実施してもらえるのは、企業から良い評価をもらっている場合に限られることが多く、すべての場合で実施してもらえるわけではないので、あくまでもオプション程度に考えておくとよいでしょう。
企業と特別なパイプがある方経由で申し込む
選考最初の段階でカジュアル面談を実施してもらいたいのであれば、こちらの方法をお勧めします。
具体的には、「志望企業に知り合いがいる場合に、面談をお願いしてみること」や、「現場とコネクションがある転職エージェント経由でカジュアル面談を申し込むこと」などが該当します。
前者はリファラル採用に近く、志望企業に知り合いがいるという可能性はかなり低いですが、カジュアル面談を実施してもらえる可能性はかなり高いです。
後者はエージェントによっては、企業の特別なパイプを持っている場合があり、通常選考とは別ルートでカジュアル面談と実施してもらえる場合があります。
現在転職エージェントを使っている方は、担当のエージェントに志望企業のカジュアル面談が実施できないか、一度聞いてみても良いでしょう。
まとめ
今回はカジュアル面談のご紹介しました。カジュアル面談を実施すると、
今後はますますカジュアル面談の活用が広がっていくとおもいますので、今回の記事を参考にカジュアル面談をうまく利用して、転職活動を成功させましょう。
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