投資銀行志望者必見!これだけは読んでおきたい名著10選

投資銀行業界を知るための基礎教養書

『投資銀行業界大研究』:業界構造を深掘り

『投資銀行業界大研究』は、投資銀行部門への志望者や業界初心者に最適な基礎教養書です。本書では、投資銀行業界の全体像を網羅的に解説しており、業績を支える業務モデルや組織構造、さらには主要なプレイヤーとしての投資銀行の特徴を分かりやすく説明しています。また、業界内での競争構造や各銀行の戦略も詳述されており、投資銀行ビジネスへの理解を深めるために欠かせない一冊となっています。これからIBDを目指す方や面接などで業界理解をアピールしたい方にとって、有益な情報が満載です。

『ゴールドマン・サックスM&A戦記』:現場から見る企業再編の実態

『ゴールドマン・サックスM&A戦記』は、世界最大級の投資銀行であるゴールドマン・サックスのM&Aビジネスを中心に描かれた一冊です。本書は、投資銀行部門の現場におけるリアルな業務体験を通して、企業再編のプロセスや交渉のダイナミクスを学ぶことができます。M&Aを成功へと導く過程で、投資銀行がどのような役割を果たしているのかが具体的に示されているため、IBDを志望する方には参考となるでしょう。特に、クライアントとの交渉術やプロジェクトの進め方など、実践的なスキルを学べる点が大きな魅力です。

『巨大投資銀行(バルジブラケット)』:外資系投資銀行の裏側

『巨大投資銀行(バルジブラケット)』は、投資銀行ビジネスの中でも極めて重要なポジションにある外資系投資銀行の内側を覗ける貴重な書籍です。本書では、バルジブラケットと呼ばれるトップクラスの投資銀行が、どのような規模や影響力を持っているのか、さらにはその舞台裏について詳細に解説されています。外資系金融機関ならではのカルチャーや働き方に触れることができるため、これから外資系投資銀行を志望する方にとって、面接時の理解補強にもつながるでしょう。職場の雰囲気や、厳しいがやりがいのある環境に関心のある方におすすめの一冊です。

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財務とファイナンスの基礎を固めるための名著

『財務3表一体理解法』:短期間での財務理解に最適

投資銀行部門を目指すなら、まずは財務諸表を正確に理解することが重要です。『財務3表一体理解法』は、貸借対照表(B/S)、損益計算書(P/L)、キャッシュフロー計算書(C/F)の繋がりをシンプルに解説した入門書として評価されています。財務3表がどのように関連し、企業の経営状況や資金の流れがどのように見えるのかを短期間で学べる点が特徴です。投資銀行の面接や選考では、こうした基本的な財務知識が前提とされていますので、最初に読むべき1冊といえるでしょう。

『コーポレートファイナンス 戦略と実践』:田中・保田編による実務的アプローチ

外資系投資銀行の選考や業務では、財務に関する戦略的な理解が求められます。『コーポレートファイナンス 戦略と実践』は、実務の視点から財務にアプローチし、M&Aや資本コスト、企業価値の計算方法など、具体的な内容を丁寧に解説しています。そのため、現場で求められるスキルをあらかじめ身につけることが可能です。この本を通じて、財務という言葉の背後にある実際の戦略的な思考を深めることで、選考時や業務内での会話にも自信を持てるようになるでしょう。

『バリュエーション:McKinsey編』:価値評価の手引書

投資銀行部門で重要となるもう一つのスキルが、企業価値の評価、つまりバリュエーションです。『バリュエーション:McKinsey編』は、実務家や投資銀行業務を志望する方にとって欠かせない名著と言えます。この書籍ではDCF(ディスカウンテッド・キャッシュフロー)法などの代表的な企業価値評価手法を、具体例を交えながら体系的に解説しています。企業のM&AやIPOに必要な視点を学ぶことで、投資銀行業務を実際にイメージしやすくなるでしょう。また、この書籍は国内外問わず多くのプロフェッショナルから支持されており、その信頼性の高さも特徴です。

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M&Aに関する知識とスキルを培うための本

『M&A実務のすべて』:プロセスと留意点を学ぶ

『M&A実務のすべて』は、M&Aに関する知識を網羅的に学ぶことができる実務書です。この本では、M&Aの基本的なプロセスや各段階での留意点を細かく解説しています。具体的には、ターゲット企業の選定、デューデリジェンス、契約交渉、買収後の統合作業といった流れが実際の事例を交えて記載されています。そのため、これから投資銀行部門を志望する方にとっては、業務内容の全体像を把握する良い指針となるでしょう。また、M&Aを成功させるための注意点や最新の動向もカバーされており、面接や実務ですぐに活かせる知識が身につきます。

『M&A統合型デューデリジェンス』:成功への重要チェックポイント

M&Aプロジェクトでは、デューデリジェンスの質がその成否を左右すると言われています。『M&A統合型デューデリジェンス』は、この重要なプロセスに焦点を当て、成功につながる具体的なアプローチを提示しています。財務、法務、人材、文化といった多岐にわたる項目を包括的に調査し、リスクの洗い出しと統合計画の構築を解説しています。特に、M&A後の統合作業(PMI: Post Merger Integration)を見据えた視点が特徴であり、投資銀行部門での働き方を理解する上で非常に役立つ内容となっています。この書籍を通じて、戦略的な視野と実践的なスキルを同時に習得できるでしょう。

『Investment Banking』:M&AとIPOの実践ガイド

『Investment Banking』は、M&AやIPO(新規株式公開)の業務に特化した実践的なガイドブックです。この本は、世界中の200以上の大学や教育機関で採用されており、特に外資系投資銀行の現場を目指す人々にとって必読の一冊と言えます。本書では、財務モデルの構築や企業価値算定(バリュエーション)、買収プロセス、資本調達など、投資銀行部門の主要な業務に関する詳細な解説が含まれています。さらに、購入者限定で財務モデルのExcelテンプレートもダウンロード可能で、実践的なスキルを磨くことが可能です。就職活動中の企業研究や、選考の準備を進めるために非常に有用なリソースとなるでしょう。

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現場のリアルを理解するための体験記・ストーリー

『投資銀行青春白書』:若手アナリストの奮闘記

『投資銀行青春白書』は、若手アナリストの厳しい日常とキャリアの始まりを描いた一冊です。著者自身の経験が基になっており、投資銀行部門で働くことのリアルな側面が詳細に語られています。膨大な資料作成やタイトなスケジュールに追われながらも成長していく姿は、これから投資銀行を目指す方にとって非常に参考になるでしょう。また、この業界特有のカルチャーや価値観も感じ取れるため、現場の雰囲気を知りたい方にもおすすめの本です。

『サルになれなかった僕たち』:外資系金融のカルチャーと日常

外資系金融におけるリアルなエピソードをまとめた『サルになれなかった僕たち』は、投資銀行部門を含む外資系金融の経験者たちによる赤裸々な物語が詰まっています。本書では、華やかである一方で競争の激しい職場環境や、巧みにバランスをとる働き方の工夫が描かれています。外部からは見えにくい業界の内情を知ることで、投資銀行で働くということがどういう意味を持つのかをより深く理解できるでしょう。軽快な筆致で書かれているため、興味本位で手に取っても読みやすい内容です。

『外資系金融マンが見た投資銀行の光と影』:内側からの視点

『外資系金融マンが見た投資銀行の光と影』は、投資銀行業界の華やかさとその影の部分の両面を包み隠さず記した一冊です。著者が自身の体験をもとに、営業、資本市場、M&A業務など多岐にわたる業務の舞台裏を紹介しています。加えて、組織内での競争だけでなく、クライアントとの関係構築や困難を乗り越えるエピソードが書かれており、外資系投資銀行独特の文化や考え方を知る大きな助けとなります。これから投資銀行部門を志望する方にとって、自分と業界の適性について考える際のヒントを与えてくれるでしょう。

この記事を書いた人

コトラ(広報チーム)