人事・採用コンサルタントからマーケティングコンサルタントに転職するためのステップ【志望動機、職務経歴書】

人事・採用領域で培ったコンサルティングスキルは、マーケティングの世界でも通用します。採用戦略の立案、ターゲット層への訴求、コンテンツ設計、施策のPDCAなど、マーケティングと共通する論点が多く存在します。本記事では、人事・採用コンサルタントが、マーケティングコンサルタントへとキャリアを広げていくためのステップと、志望動機および職務経歴書のサンプルを紹介します。

1. マーケティングコンサルが評価する人事・採用出身者のスキル

  • ペルソナ設計やターゲティングに基づいた提案経験
  • 媒体選定、KPI設計、効果検証といったPDCA運用経験
  • 顧客課題の可視化とストーリー構築力
  • 各種ステークホルダーとの調整・ディレクションスキル
  • デジタル施策(広告、SNS、オウンドメディアなど)への関与

特に採用ブランディングや採用広報のプロジェクト経験は、マーケティング業務と親和性が高く評価されやすいです。

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2. 転職ステップ

STEP1:人事・採用領域での「マーケ的」業務を整理

採用ターゲットの解像度を高めたペルソナ設計、訴求コンテンツ、応募数・質のKPI設計など、マーケティングとの共通項を抽出しましょう。

STEP2:なぜマーケティング領域に挑戦したいかを言語化

「より広範な市場に対して価値を届けたい」「人材以外のプロダクト・サービスにも携わりたい」など、対象領域の広がりへの意欲を明確にしましょう。

STEP3:知識・実績の補完

Google広告・Meta広告運用やSEO、MA(マーケティングオートメーション)など、デジタルマーケティングの知見を補完しておくと説得力が増します。

3. 志望動機(例)

採用コンサルタントとして、採用戦略立案から媒体選定、訴求コンテンツ作成まで一貫して企業の採用活動を支援してまいりました。ターゲットの可視化や応募者動向の分析など、採用をマーケティングと捉える視点で多くの施策に携わってきました。

今後は、より多様な業種・課題に対して、戦略からクリエイティブ・実行まで一気通貫で支援できるマーケティングコンサルタントとして成長したいと考え、貴社を志望いたしました。人材領域での経験を活かしつつ、事業のグロースに貢献していきたいと考えております。

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4. 職務経歴書(例)

氏名:山田 彩
生年:1992年生まれ(32歳)
学歴:中央大学 商学部 卒業(2015年)

職務要約

大手人材サービス会社にて、法人向け採用支援コンサルティングに従事。採用戦略・広報設計・媒体運用・効果検証まで一貫して担当。マーケティング視点でのターゲティングやデータ分析に強みを持ち、幅広い業界における採用成功事例を創出。今後は、業種横断での課題解決・マーケティング戦略立案に挑戦したいと考えている。

職務経歴

株式会社○○リクルートキャリア/2015年4月~2024年3月
所属:採用コンサルティング部

  • 新卒・中途採用コンサルティング:IT・メーカー・商社など計100社以上を担当。戦略立案・ペルソナ設計・採用KPI設計。
  • 採用広報・SNS戦略支援:採用LPやオウンドメディア、Twitter・Instagram施策を支援。
  • 媒体・広告運用:Indeed、Google広告、YouTube広告などの配信・検証を実施。
  • 若手育成:チームリーダーとして4名の後輩育成・提案ロープレ設計を担当。

スキル・資格

  • 採用戦略/採用ブランディング/KPI設計/広告運用
  • Google広告認定資格/ウェブ解析士/TOEIC 820
  • ヒアリング力/課題設定力/仮説検証力/プレゼン力

“採用マーケ”から“事業マーケ”へ。領域を越えて、価値ある打ち手を届けたい。

この記事を書いた人

コトラ(広報チーム)