偏差値40からの挑戦!公認会計士を目指した私の逆転ストーリー

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第一の壁:偏差値40の現実を受け入れる

低偏差値のコンプレックスと向き合う

「偏差値40」という現実に直面すると、自分の可能性を疑ってしまうことがあります。私もその一人でした。Fラン大学に通う中で、自分の能力に自信を持てない日々が続きました。同級生と比較したり、「この偏差値ではどんな仕事につけるのだろう」と将来への漠然とした不安を抱えたりすることは、想像以上に辛いものでした。しかし、この劣等感と向き合い、克服することができれば、自分の軸を見つける第一歩となることに気付きました。最初は、偏差値という数字がすべてだと思い込んでいましたが、それがすべてではないと心の中で少しずつ自分に言い聞かせるようになりました。

公認会計士への興味が芽生えたきっかけ

公認会計士に興味を持つようになったのは、将来について真剣に考え始めた大学2回生の頃でした。周囲の「無理だ」という反応とは裏腹に、調べていくうちに公認会計士は学歴や偏差値に関係なく目指せる資格だという情報を知り、自分でも挑戦できるのではないかと思うようになったのです。また、簿記2級の勉強を始めた際に、数字や計算が意外にも楽しいと感じたことがきっかけでした。「これなら自分でもやれるかもしれない」とポジティブに捉えることができたのです。

周囲からの否定と孤立感

公認会計士を目指すと決めた時、周囲からの反応は冷たいものでした。大学の先生からは、「私生活の様子では別の資格にした方がいい」と言われ、友人たちは直接的に否定するわけではありませんでしたが、「無理だろう」と思われていると感じました。この否定的な環境の中、自分の選択に対する孤立感を味わう瞬間が少なくありませんでした。しかし、周囲に否定されても「本当に無理なのだろうか?」と自問自答を繰り返し、その答えを見つけ出すために行動を起こすことが自分の成長につながるのではないかと考えるようになりました。

学力を上げるためにまず始めたこと

学力を上げるためにまず取り組んだのは、毎日の習慣を変えることでした。具体的には、簿記2級の基礎から学び直すことに専念しました。そして、学習計画を立て、日々の進捗を記録することで、少しずつ勉強へのモチベーションを高める努力をしました。また、学力向上の第一歩として、難しい参考書に手をつけるのではなく、初心者向けの問題集を繰り返し解き、理解を深めていくことにしました。この積み重ねが、「自分にもできる」という小さな自信を生むきっかけとなりました。

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第二の挑戦:独学と通信講座で基礎を固める

参考書と通信講座を使った効率的な学習法

公認会計士を目指すにあたり、膨大な学習範囲に圧倒されることは避けられません。その中で重要なのは、自分に合った参考書や教材を選び効率的に学ぶことです。私はまず、簿記2級の範囲を完全にマスターすることを目標にしました。そして、大学に通いながらでも活用できる通信講座を導入し、基礎固めを徹底しました。通信講座は自分のペースで進められるだけでなく、プロの指導が受けられるので効率的でした。

モチベーションを維持するための工夫

偏差値40という現実から公認会計士を目指す挑戦には、長期間にわたる努力と根気が必要です。モチベーションが下がるときもありましたが、そんなときには「なぜ自分がこの道を選んだのか」を思い返しました。また、目標から逆算して小さな達成目標を設定し、1つ1つクリアすることで達成感を得るようにしました。SNSやブログで同じ目標を持つ仲間の進捗を見ることも刺激になり、自分を奮い立たせる鍵となりました。

勉強時間の確保とスケジュール管理

大学生活やアルバイトをこなす中で、公認会計士の勉強時間を確保するのは難しく感じる場面も多々ありました。しかし、徹底したスケジュール管理で時間を効率的に使うようにしました。具体的には、週ごとの目標をカレンダーに書き出し、1日の時間割を決める方法をとりました。どんなに忙しくても1日最低2時間は集中して勉強する時間を作ることを徹底し、隙間時間には短い復習や暗記をするなど、少しずつ前へ進む意識を持ちました。

専門知識に対する漠然とした不安の克服

「自分に専門知識が身につくのだろうか」という不安は、常に心のどこかにありました。しかし、公認会計士試験に合格している多くの先輩方の体験談を読んだことで、「基礎をしっかり固めれば誰にでも可能性がある」ということに気づきました。また、簿記2級の学習を進める中で徐々に着実に成長していると実感できたことが、この漠然とした不安を少しずつ解消するきっかけとなりました。今やるべきことに集中することで、不安を前向きなエネルギーに変えることができました。

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合格への道:壁を克服するための忍耐力

模試での失敗とそこから学んだこと

公認会計士試験を目指して勉強を進める中で、模試の結果は大きな試練のひとつでした。はじめて受けた模試の成績は散々なもので、偏差値40だった私の現実を改めて突きつけられた気がしました。しかし、この失敗は自分の弱点を知る貴重な機会でもありました。模試の結果を分析し、単に点数が取れなかった科目や分野を見るだけでなく、「どのような問題に対してどれだけ集中力を発揮できたのか」という面も振り返りました。このように、失敗を成長につなげる視点を持つことが、次の模試での飛躍を可能にしてくれるのです。

学習計画の見直しと改善ポイント

学習計画を立てることは重要ですが、実行してみて初めて見える課題もあります。模試での失敗を受けて、私は計画の「優先順位」と「現実性」を見直す必要があると痛感しました。一週間単位で学習内容を割り振るだけでなく、毎日達成できる小さな目標を設定し、それを積み上げる方法に変えました。また、自分の「朝型」の生活リズムに合わせて、最も集中できる時間帯に重要な項目を配置する工夫も取り入れました。これにより、計画が単なる理想で終わるのではなく、実現可能なものへと近づいていきました。

仲間との情報共有がもたらした効果

孤独な受験勉強が続く中で、同じ目標を持つ仲間の存在は非常に励みになりました。勉強会や情報交換を通じて、自分が抱えている課題が他の受験者にも共通していることを知り、一人で悩むことの無意味さを実感しました。特に、模試の解き方や記憶術、有効な参考書の選定に関する意見交換は勉強の幅を広げてくれるものでした。偏差値40スタートの自分にも、他の受験者と協力することで新たな視点や技術を吸収できるということは、大きな自信につながりました。

挫折の危機を乗り越える考え方

公認会計士を目指す道のりでは、何度も挫折しそうになる瞬間がありました。特に成果が見えず、将来への不安に押しつぶされそうになる時には、「結果ではなく過程を大切にする」ことを意識するようにしました。「今日どれだけ前進できたか」に目を向ける習慣を持つことで、マイナスの感情に引きずられなくなりました。また、過去の挫折を乗り越えた成功者たちの体験談に触れ、自分もその一人になれるという気持ちを持ち続けることが重要だと考えました。この精神的な支えが私を次の一歩へと向かわせてくれたのです。

合格前に迎えた試験本番への心構え

試験本番が近づくにつれ、緊張やプレッシャーが増していきました。しかし、この状況を恐れるのではなく、「これまで培ってきた力を試せる場」と前向きに捉えるよう努めました。また、直前期には新しい知識を詰め込むよりも、これまで取り組んできた内容を総復習することに集中しました。「あれもこれも」と焦るより、シンプルに「今の自分の精一杯を出し切る」ことを意識しました。そして何より、「偏差値40からここまで来た」という自分の努力の軌跡を振り返り、自信を持って臨むことで、不安を克服することができました。

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掴んだ合格:偏差値40からの大逆転

合格したときの家族や周囲の反応

公認会計士試験に合格した瞬間、それまでの努力が報われたという感覚とともに、涙が溢れました。そして、この結果を家族に伝えたときには、驚きと喜びが混じった反応が返ってきました。特に、最初は無理だと言われていたこともあり、両親は「本当にやり遂げたのか?」と信じられない様子でしたが、全力で祝福してくれました。一方で、友人たちの反応も印象的でした。陰ながら応援してくれていた人たちは、一緒に喜んでくれましたが、批判的だった人からも「本当にすごい」と認めてもらえました。この合格は、自分自身はもちろん、周囲の先入観をも変えるきっかけとなりました。

合格後に広がった新たな可能性

公認会計士試験に合格したことで、人生の選択肢が格段に広がりました。求人情報に目を向けると、公認会計士資格を求める企業が多くあり、これまで見向きもされなかった分野にも挑戦できることを感じました。また、実務経験を積む中で、経理や財務にとどまらず、経営戦略やコンサルティングといった広範な領域での活躍が期待される立場になることに気づき、新しいキャリア目標を描くようになりました。偏差値40のFラン大学にいた自分がここまで来られたのだという自信が、次の挑戦への大きなエネルギーになっています。

公認会計士としてのビジョン

公認会計士という資格を通じて、社会に貢献できる存在になりたいと考えています。具体的には、中小企業の経営支援や、これから事業を始める人たちへのアドバイスを行うことで、日本の経済の根幹を支える力になりたいと思っています。また、学歴や偏差値だけでは語られない「努力で道を切り拓く」ことの重要性を、後進の公認会計士を目指す人々に伝えられる存在になりたいとも考えています。実際、自分が偏差値40から逆転を成し遂げた一例として、多くの人に勇気を与えられるようなキャリアを築いていきたいです。

過去の自分へのメッセージ

偏差値40の大学生だった頃の自分に声をかけるなら、まずこう言いたいです。「君が信じた努力は必ず裏切らない。だから、他人の声に惑わされず、自分を信じて突き進んでほしい」と。そして、たとえ冷たい言葉をかけられても、それは君の可能性を否定するものではないということを忘れないでほしいです。今こうして振り返ると、あのときの孤独感や悔しさが自分をここまで奮い立たせてくれたとも感じています。だから、すべてを前向きにとらえ、そして「やればできる」ということを証明してほしい。それが、未来の自分からの素直なメッセージです。

この記事を書いた人

コトラ(広報チーム)