株式会社WiLは、東京・シリコンバレーを拠点に日米のテクノロジー企業へ投資を行うベンチャーキャピタルです。近年はBtoBにとどまらずヘルスケア、エネルギー、脱炭素、Web3.0など新分野への投資領域を広げています。
こちらでは、株式会社WiLについて企業概要をご紹介します。
WiLの会社概要
| 資本金 | 5000万円 |
| 設立 | 2013年8月 |
| 従業員数 | 20名 |
| 代表者 | 伊佐山元 |
WiL（World Innovation Lab）は、東京・シリコンバレーに拠点を置くベンチャーキャピタルです。次世代を担う起業家を育成・大手企業を変革することで社会に貢献し、日本から世界的なベンチャー企業や産業を生み出すことを目指しています。
主に日米を中心としたテクノロジーベンチャー企業への投資事業を行っています。投資先にはメルカリ、ラクスル、Retty、SmartHRなど多くの有名企業があります。これまでの運用総額は2500億円を超え、ユニコーン企業を10社以上輩出しています。
WiLはシリコンバレーにも拠点を持つことで、日米の強固なネットワークを構築し活用しながら、ベンチャー企業の日本国内、また米国進出をサポートしています。さらに国内の大手企業とパートナーシップを組むことで、ベンチャー企業の成長を加速させています。ソニー、伊藤忠、セブン＆アイホールディングスといった大手企業が出資者となっていることも、WiLの強みの一つです。
また、政府・機関や様々な業種業界のパートナー企業と連携し、デジタル化を進めるための取り組みを推進しています。
2019年には、WiLの運営ファンドと博報堂DYメディアパートナーズの共同出資により、動物病院と飼い主を結ぶプラットフォームサービスを運営する株式会社stepdaysを設立しました。
会社名：株式会社WiL
URL https://wilab.com/
所在地：〒105-6404 東京都港区虎ノ門1-17-1 虎ノ門ヒルズビジネスタワー4階
WiLの事業概要
WiLは、主に日米でスタートアップ投資をはじめとした企業変革の支援を行なっています。
スタートアップ投資
日米でマルチステージのスタートアップ企業（SaaS、フィンテック、サイバーセキュリティ、クラウド・インフラ、ヘルステックなど）の発掘、投資を行っています。投資事業とともに、企業連携やグローバル調達、海外進出、IPO・M&Aなどの支援を行います。
米国では、ベンチャーキャピタルへのファンド投資から事業開発、共同投資などの支援にも携わります。米国のスタートアップ市場から得られるインサイトが得られることもWiLの特徴です。
事業創出
WiLは事業創造支援として、例えば大手企業の社内IPを活用した新規事業の創出や、販路開拓、事業戦略、またカーブアウト事業やジョイントベンチャー・協業、オープンイノベーションのサポートを担います。
WiLに求められる人物・スキル
WiLは、投資先やパートナー企業、メンバーを「ワンチーム」と捉え、利他精神とコミットメントに基づいた行動指針を掲げています。
”FOMO”と”YOLO”の精神を持ち続けられるような人物を求めており、FOMO（Fear Of Missing Out）は怖がってやらないことは最大のリスクだという考えで、YOLO（You Only Live Once）は人生一度きりという意味です。失敗を恐れずに挑戦できる精神と業務へのコミットメントを持ち続け、チームワークとリーダーシップを発揮できる人材を求めています。
WiLのキャリアパス
キャピタリスト候補としてソーシング、デューデリジェンス、投資実行、経営や資金面など投資先企業の成長支援等のインベスター業務に携わります。
アソシエイトになると、クライアントとの関係構築、経営分析、投資判断への参画など、より責任のある業務を担当します。投資先企業の成長支援だけでなく、社内を中心にリーダーシップを発揮していきます。
また次世代のイノベーション人材育成を目的に、各種研修や教育を行っており、自身の成長につながる機会も多数あります。
沿革・歴史
2013年 設立
2019年 博報堂DYメディアパートナーズと共同会社stepdaysを設立
拠点（国内・海外）
国内：東京
海外：シリコンバレー
トピックス
投資領域の拡大
WiLは、ベンチャー投資ファンド「WiL Ventures III」、VCのためのファンド「WiLSP」、CVCの3つの分野に投資活動を広げ、2022年に1300億円を超えるファンドを組成しました。従来は国内の大手企業を中心にDXやCXを促すことを目的に、多くのSaaS企業に投資し、企業連携を支援しています。
近年は、BtoBにとどまらずヘルスケア、エネルギー、脱炭素、Web3.0など、新領域への投資拡大に向けても動いています。2024年には、大阪ガスが「WiL Ventures III」に出資し、脱炭素に向けた取り組みとIT技術を活用したイノベーションを推進しています。
またパートナーの「WiLSP」を通じて、海外の大手VCなどと連携しながら技術領域や投資地域を拡大し、グローバル展開を進めていくとしています。
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