転職先で気をつけるべき7つの注意点

注意点
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新しい会社で働き始めるときにはいろいろなことを感じます。わくわくしているようで不安でもあったり、出勤するのが待ちきれないけれど恐ろしくもあったりします。ここでは、そんな悩める読者の皆様のために、転職先で働き始める前、そして働き始めの頃にすべきことをいくつか紹介していきます。

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1. 自分の役割はなにか?

非常に基本的で愚直な問いではありますが、どんなことを期待されたうえで採用されたのか考えることはとても大事です。誰が自分を雇っているのかイメージしにくく、会社から自分になにを期待されているのかを自分で決めつけてしまうことがよくあるからです。

しかし、自分の仕事のスペックを勝手に作ってはいけません。新しい職場で働き始めてから数日間、または数週間のうちは会社が自分になにを求めているのか明確に理解するようにしてください。こうした基本を押さえておけば、失敗することはほとんどないでしょう。

2. 持ち場とツールをチェックする

適切な道具、つまりテクノロジーが与えられなければ仕事をすることはできません。必要なスペースや道具は職場が支給してくれるので、どんなものが与えられたのか、それでなにをすることを期待されているのかしっかり理解しましょう。渡された道具やツールが以前の職場で使っていたものと違っていたり、もっと必要だと感じたりすることもあるかもしれないので、注意が必要です(今までとは違うソフトウェアが与えられるなど)。

また、携帯電話の使い方についてはどうでしょうか。自分の携帯電話を費用は職場が出す形で使うのか、それとも職場から支給された携帯電話を使うかなど、さまざまです。職場が良しとする使い方もきちんと理解しなければなりません。

3. どんなグラウンド・ルールがあるのか?

職場のグラウンド・ルール(基本ルール)を理解しておくととても便利です。なぜなら、グラウンド・ルールは野球のそれと同じように、職場によって形や規模、内容まで変わってくるからです。こうしたルールからの逸脱はなによりも避けたいことですので、きちんと把握しましょう。

たとえば、勤務中のインターネットの使い方などです。ほかにも、私的な電話をしても良いか、FacebookなどSNSを使って良いかについても調べておきたいものです。

4. 誰とコミュニケーションするべきか?

転職先にはいろいろな人やチームがいて、できればそのすべてと知り合いたいと思うかもしれません。本社チームの社員、国内または国外チームに配属された社員などさまざまです。

顧客やサプライヤーも同様です。新しく入社してきたあなたがどれだけ効率的に働けるか厳しい目で見てくる人もいるので、こうした人すべてが大切にしなければなりません。

5. 人間関係の構築に時間をかけること

人間関係の構築には時間がかかります。そして、上でも挙げた通り会社全体の社員や顧客、サプライヤーとの関係を深めるのに転職したての頃ほど適したタイミングもありません。たとえば、顧客やサプライヤーを訪問したり、同僚がどんな人でどんなことをするのかなど知ろうとしたりと、始めの段階できちんと時間をかければ、それに対して評価や理解を得られるようになるでしょう。

こうした人間関係作りが転職先で功を奏すことを考えれば、重視してもしすぎることはありません。その豆知識や裏技について詳しく知るには、電子書籍『135 Networking Tips』、『125 Personal Branding Tips』をチェックしてみてください。

6. 最初の6週間が肝心

「転職してから6週間もたつと、最初に感じていた目的意識を忘れてしまう」と感じる人がほとんどです。これは別に誰を責めているというのではなく、れっきとした事実です。私たちはある仕事や組織の中に入って数週間たつと、そこで物事がどのように行われていくか、そのやり方に慣れていきます。これにより、私たちは職場を普段とは違うレンズやプリズムを通して理解しようとするというかけがえのない感覚、そう、好奇心を失ってしまうのです。そして失われた好奇心は二度と戻ってくることがありません。

7. 最初にどのように貢献するか

最後に、上に挙げた6つのポイントをちゃんと実行した上で守るべきことを紹介します。仕事始めの段階で周りに価値のある貢献をするには、まず質問するところから始めましょう。もちろん新しい職場でのやり方を知らないから質問するわけですが、ほかの場所での経験とのずれを理解するためでもあります(新卒の場合はなおさらです)。
最初のうちは私たちが間抜けな質問をしても、新しい仕事仲間たちはそれに答えてくれるし、また理解を示してくれます。こうした質問ができないと、私たちは学ぶことすらできないからです。それに、質問をすることで、従来のやり方とは異なるいろいろな解決策を手に入れることができます。

質問をするということは自分の弱さを見せることでもあります。もちろん、それは新入りだからこその弱さです。新しい職場で働き始めてから数日、または数週間の間はその弱さをどうしても露呈することになるでしょう。これは私たちがその場に慣れてしまえば二度と起こりません。弱さを失い、またミスを恐れるようになるので、イノベーション力や創造力も薄れていきます。

そして最後の最後ですが、傲慢な態度はやめましょう。過去の経験にすがり、自分の知識がどれだけ勝っているかという態度に出てしまうと、同僚たちはあなたがこれから先どんなことをしても無視するようになってしまいます。実際には、新しい同僚たちに自分のことを理解し、敬意を持ち、そして可能であれば気に入ってもらいたいわけです。突き詰めれば、ここにいるのは新しい同僚たちと最高の仕事をするためだということを忘れないでください。

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この記事を書いた人

コトラ(広報チーム)