ITコンサルタントが知っておきたいプログラミング言語とは?

ITコンサルタントが知っておきたいプログラミング言語とは?
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ITコンサルタントという立場になると、上流工程を担当する場合プログラミング言語に触れる機会が少なくなります。
しかし、最新の言語に対する感度は、エンジニアやプログラマーと共通認識を持つためにも必要不可欠となります。
本記事では、ITコンサルタントが知っておくべきプログラミング言語について具体的なケースで解説し、転職活動に役立つ情報をお伝えいたします。

ITコンサルタントでもプログラミングはできたほうがいいのか?

結論からお伝えすると、自らプログラミングをできる必要性はありません。
しかし、プログラマーの話を理解・インプットし、プロジェクトメンバーに噛み砕いてアウトプットしていくことができれば、活躍することができるでしょう。
実際にタイピングして自らシステムを組む必要はありませんが、プログラマーたちがどのようなことに関心を持っているのかは、興味を持っておくと良いでしょう。

知っておくべき代表的なプログラミング言語としては、COBOL・Java・C++・Ruby・Perl・Pythonなどがあります。また、モデリング言語のUMLなども上流工程には欠かせないでしょう。
プロジェクトメンバーとの技術的なコミュニケーションを取るためにも、関心レベルでもいいのでプログラミング言語を押さえておくのが好ましいです。ソースコードが読め、その内容から何をしようとしているのかが把握できるようになると強みとなるでしょう。そのためにも、エンジニアやプログラマーと積極的にコミュニケーションを取ることが大切です。

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プログラミング言語が関係する具体的なケース

■IoTをモデリング言語UMLで理解する

プロジェクトリーダー同士のコミュニケーションでは、国際標準となっているUMLが適切な共通言語となるでしょう。
UMLは、システム設計の概要図を図示したものです。言語を問わずビジュアルで表現できるため、UMLをマスターすれば世界中のPM(プロジェクトマネージャー)やSE(システムエンジニア)とやりとりができます。また、UMLを使って具体的な指示を出すことも可能となるため、非常に有用なツールとなるでしょう。
UMLは、IoT・AI・ワトソンなどを活用した開発プロセスなどにも使われており、プロセス改革などのプロジェクトにも携わることが可能となります。

■AI技術を活用した開発コンサルティングにもプログラミング言語経験は必須

AI技術を用いた開発のコンサルティングやオペレーションの改革支援にも、プログラミング言語の経験は必須です。
具体的には、Perl・PHP・Python・Ruby・Java・Visual Basicなどの経験が必要だとされています。全ての言語をマスターする必要はありませんが、最低でも1言語はプログラミングをおこなった経験があると良いでしょう。
プログラミング言語というスキルは、「経験●年」という指標があまり役に立ちません。なぜなら、素養のある人が努力家であれば、次々と新しい言語に対応していくことが可能となるからです。
特に、現在Ruby on Railsなどが主流となっているRubyは、かなり使い勝手の良い言語でもあります。
また、業務経験として、IT企業におけるプリセールスの経験やシステム導入、コンサルティングの経験に加えて、プログラミングの経験があると尚良いでしょう。

■情報サービスを担うRubyかPHPができるITコンサルタント

ものづくりをチームでおこなっていく上で、現場の経験つまりプロジェクトで言うところの下流工程を経験していることは、とても重要なことです。ここで言う下流工程は、V字モデルのベース部分という意味です。
実際に手を動かしてプログラミングを行い、設計書を噛み砕いて実装し、テストでバグを発見・修正して正しく動かした経験のある方は、上流工程において大変貴重な存在なのです。
大規模なトラフィックのあるWebサービスで使用されている言語として、PHP・Rubyはメジャーです。ITコンサルタントでPHPやRubyに覚えがある方は、ぜひ上流工程にチャレンジしてみると良いでしょう。

■IoTで収集したデータをSAS言語で解析!

IoTのITコンサルタントにもプログラミングの知識は求められています。
IoTは、データを収集し、人工知能で解析します。そこで、統計解析言語であるSAS言語の出番です。SASの経験が2年~3年程度あってシステム設計なども可能なスキルがあれば、IoTを扱うプロジェクトに携わることができるかもしれません。Hadoopなども用いた、データマイニングや分散処理技術などを構築した経験があると、なお望ましいとされています。

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プログラミングはエキスパートでなくとも触れるのが望ましい

クライアントも現場のプログラマーも、ITコンサルタントにエキスパートレベルのプログラミング技術は求めていません。しかし、システムが何で動いていて、どのような仕組みで情報を処理し、永続化しているのかは知っておくことが望ましいと言えます。
システムのプログラミングを知らずにExcelとPowerPointだけで仕事している方は、独学でも良いので何かプログラムを作ってみると良いでしょう。
もしプログラミングにチャレンジするのであれば、Rubyをオススメします。また、現場で使うことが前提あれば、ITコンサルタントには上流工程用の言語であるUMLやSAS言語などがオススメです。

様々なプログラミング言語を学んで、コンピューターの奥深さを知りましょう。そうすれば、より深くプロジェクトにコミットすることができるようになりますし、システムに対する愛着も湧きます。ITコンサルタントと言えど、プログラミング言語が理解できるコンサルタントとしてキャリアアップを目指すのも良いでしょう。

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この記事を書いた人

コトラ(広報チーム)