2024年の人気IT・エンジニアリング職種ランキング
現在、テクノロジー業界は進化を続け、さまざまな新しい職種が登場しています。特にビジネスアナリティクス、データ、クラウド、セキュリティ、AI(人工知能)などが注目されており、こうした分野の人材需要が急速に高まっています。ここでは、最新のデータと予測をもとに、今後も需要が見込まれる人気のIT・エンジニアリング職種をランキング形式でご紹介します。
1. データサイエンティスト
ビッグデータの活用は、ほぼ全ての業界で必要不可欠になっています。データサイエンティストは、膨大なデータからビジネスに有益な洞察を引き出し、企業戦略に役立てる重要な役割を担います。米国労働統計局(BLS)の最新データによると、データサイエンティストの成長率は2030年までに36%と予測されており、平均年収は138,000ドル(約1,660万円)に達しています。
2. サイバーセキュリティアナリスト
デジタル化が進む中、企業のセキュリティ対策はますます重要視されています。サイバーセキュリティアナリストは、企業データやシステムを保護し、サイバー攻撃からの防御を強化する役割を担います。BLSによると、セキュリティアナリストの成長率は2030年までに31%と急増しており、平均年収は102,600ドル(約1,230万円)です。
3. ソフトウェアエンジニア
デジタル製品やアプリケーションの開発は、企業の競争力を高める重要な要素です。ソフトウェアエンジニアは、プログラマーやデザイナーと協力して、ソフトウェアの設計からメンテナンスまでを担当します。最新のデータによると、平均年収は110,000ドル(約1,320万円)で、成長率は22%に達しています。
4. クラウドエンジニア
クラウド技術の導入が進む中、クラウドエンジニアは、企業のデータをクラウドに移行・管理し、最適なインフラストラクチャを構築する役割を担います。クラウドエンジニアの平均年収は126,000ドル(約1,512万円)で、成長率は23%と予測されています。
5. AIエンジニア
AI(人工知能)の発展に伴い、AIエンジニアは需要が高まっています。彼らは機械学習やデータ分析のスキルを駆使して、AIモデルの設計や改善に取り組みます。AIエンジニアの年収は平均して150,000ドル(約1,800万円)とされ、今後数年で更に増加が見込まれています。
6. データエンジニア
データエンジニアは、企業のデータを整備し、分析可能な状態にするためのシステムを構築します。データパイプラインやデータベースの設計に携わり、AIや機械学習プロジェクトの土台を支える重要な職種です。平均年収は120,000ドル(約1,440万円)、成長率は20%とされています。
7. DevOpsエンジニア
DevOpsエンジニアは、開発と運用のプロセスを最適化し、ソフトウェアの迅速なデリバリーと安定したパフォーマンスを実現します。クラウドや自動化技術のスキルが求められるため、企業の競争力を高める重要な職種です。平均年収は115,000ドル(約1,380万円)で、成長率は21%と予測されています。
8. Web開発者
Web開発者は、Webサイトのデザインとインタラクティブ性を高め、ユーザーエクスペリエンスを向上させるための開発を行います。Eコマースの発展に伴い、Web開発者の成長率は13%で、平均年収は78,000ドル(約940万円)です。
9. 機械学習エンジニア
機械学習エンジニアは、AIを活用してデータ分析や予測モデルを構築する専門家であり、AIプロジェクトの成功に欠かせない存在です。平均年収は145,000ドル(約1,740万円)で、成長率は19%とされています。
10. ネットワークエンジニア
ネットワークエンジニアは、企業内の通信インフラの構築と管理を担当します。テクノロジーの進化に伴い、安定したネットワーク環境を構築するスキルは非常に重宝されています。ネットワークエンジニアの平均年収は105,000ドル(約1,260万円)で、成長率は10%です。
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