企業の事業立ち上げ時の戦略立案から、プロダクト開発まで一貫して手掛ける、新しいスタイルの企業がある。2012年創設のSun Asterisk(以降Sun*)だ。新規事業開発で必須のB(ビジネス)・T(テクノロジー)・C(クリエイティブ)の3人材すべてを社内で揃え、文字通り、最初から最後までクライアントに伴走する。そんな新進気鋭のクリエイティブ・スタジオの内側を、事業会社とコンサルティング会社からの転職者へのインタビューで迫った。
ゲストのご経歴
香川 弘樹 様
ビジネスデザイナー
[ 経歴 ]
2003年に新卒でアビームコンサルティングに入社。経理財務系を中心として、幅広い業界の大企業向けの業務改革・基幹システム導入プロジェクトに従事。2009年からドイツ、2016年から中国に駐在し、日系現地法人向けに先進的なIT技術を活用したプロジェクトに従事すると共に、新規顧客開拓の営業職を担当。2020年11月から現職。現在は大企業向けの事業開発支援を主に手掛ける。
井上 一鷹 様
ビジネスデザイナー
大学卒業後、戦略コンサルティングファームのアーサー・D・リトルに入社し、事業戦略、技術経営戦略、人事組織戦略に携わる。2012年、JINSに入社。商品企画、R&D室JINS MEME事業部マネジャー、株式会社Think Lab取締役を経て、JINS経営企画部門 執行役員を担当。2021年10月から現職。算数オリンピックではアジア4位になった経験を持つ。著作に『集中力』、『深い集中を取り戻せ』がある。
Sun Asterisk
企業概要
2012年創業、マザーズ上場で「誰もが価値創造に夢中になれる世界」をVisionに世界4ヶ国6都市にて1,800名以上のDX・IT人材が活躍するデジタル・クリエイティブスタジオ。
アプリケーションの開発というシステムデリバリー領域だけではなく、クライアントのビジネスデザイン、事業アイディアの創出、サービスの成長という上流工程からの支援を強みとし、プロダクト(アプリケーションプラットフォーム)の開発・運用までをワンストップで提供している。ビジネス、デザイン、テックの専門家を揃え、スタートアップへの投資や人材紹介も行う。
また、ビジネスを成長させていくためにはクライアント企業内にもスキルの高い優秀なエンジニアが必要と考え、エンジニアの採用・育成支援(外務省のODAとして始まったHEDSPIプロジェクトを継承)を行っている。東南アジアのトップ大学(ハノイ工科大学、マレーシア工科大学等)等とも産学連携し、国内外合わせて年間約2,000名の人材を育成(日本語教育含む)しており、グローバルで価値創造のインフラづくりに取り組んでいるのも大きな特徴の1つ。
新規事業の実現に関する専門性や総合力が評価され、マイクロソフト社や大手ビジネスプロフェッショナルグループであるデロイトトーマツ社等もアライアンスパートナー。
なぜこれほど面白い会社が世の中に伝わっていないのか
複数の「異能」と絡み、事業家として大成したい
井上さんのご経歴をまずお願いします
井上様:
大学卒業後、戦略系コンサルティング会社のアーサー・D・リトル(ジャパン)に5年間勤め、メーカーの事業戦略などを手掛けていました。その後、事業会社に行きたいと考え、メガネブランド「JINS」の株式会社ジンズで経営企画職の執行役員に就任し、集中力を図るためのウェアラブルデバイスの開発など新規事業を手掛け、2021年に弊社に来ました。新規事業の仕事そのものが楽しかったので、それにふりきったSun*に参画したという背景です。
事業会社から飛び出してSun*を選んだ一番のポイントはなんですか
井上様:
優秀なテック人材、クリエイティブ人材と濃密に絡める会社に行きたかったことです。事業開発はビジネスサイドのセンスや論理だけでは上手くいきませんし、今までの経験でそれを強く感じていました。それを形にできる優秀な人材とコラボレーションする必要があります。弊社は事業開発を生業にしていますが、その上で欠かせない「テック」と「クリエイティブ」においてかなりのスキルセットを持った人材が豊富に集まっています。事業家として大成するために、こういう人材と一緒に仕事したいと思って入社しました。実はメガベンチャーからもお誘いありましたが、優秀な人材がこの会社の方が多いと感じました。どれだけ濃密な時間を複数の「異能」=能力が違う人と一緒に過ごすか、この回数と質の違いが私の人生を決めるという信念のようなものがあり、Sun*ならそれに応えてくれると感じました。
なぜそういった優秀な人材を集めることが出来ているのでしょうか
井上様
弊社は創業時から東南アジアを中心に優秀なエンジニアを育成・採用する事業を国と連携して行っています。最初はその優秀な技術者たちが弊社メンバーとして集まりました。するとそんな人材が集まっているなら自分がプロジェクトマネージャーをやりたいと、スタートアップのCTOクラスが弊社に参画しだしました。そうすると、私みたいなビジネス、クリエイティブの人材が、一緒に仕事したいと集まってきた結果だと思います。
今はどういったお仕事をされておりますか
井上様:
Sun*全体の経営企画です。KPI管理をどうするかであったり、新規事業をどう作るかといったことを考えています。ビジネス=B、クリエイティブ=C、テクノロジー=Tの3分野で優秀な人間が集まっている会社なので、この3つの要素を「価値創造」にしっかり向き合えるように体系化しようとしています。
今手掛けている新規事業は何がありますか
井上様:
アーティストとファンの関係を進化(深化)させるファンコミュニティシステムをローンチしています。また、専門人材を派遣するだけではなく、弊社は色々な形で出資するスキームも持っており、「スタートアップスタジオ」という、スタートアップの金銭的な支援事業も行っています。最初の(事業の)ゼロイチを弊社でやるべきなのか、支援の仕方のスキームを変えるべきなのか、どのパターンで事業を作っていくかは変数がたくさんあります。そのなかで、価値創造に誰もが夢中になれる世界を作りたい、そのときに一番近い道はどれなのかをポートフォリオを描きながらやっています。
すごい個人事業主が集まって、ルールなしで働くヤバい会社
実際に働き始めて、入社前にイメージしていたこととのギャップはありますか
井上様:
ハッピーなギャップが2つあります。1つは思った以上にすごいテック、クリエイティブの人がいることです。たとえばテック人材にしても、ビジネスの思考も持ち合わせオーバーラップできる人がいます。分業ではなく「あなたの領域では自分はこう思う」といった領域横断的な議論がスピード感を持ってできる人が何人もいます。
もう1つは、思った100倍も自由でした。私の単なる報告、共有を誰も求めていないんです。1プロフェッショナルとして認めているから任せられています。それよりも「井上さんは何をしたいのか」、「本当にやりたいのか」という意思を問うてきて、意思のない仕事はやらない方がいいんじゃないかというフルフラットな考え方の組織です。ビジョンとミッションが全ての指針で、そこに共感するプロフェッショナルが集まり、統制やルールではなくすごく自由な中で全員が価値創造に本気になっています。この会社は面白いなと思います。すごい個人事業主が集まって自由に振る舞って、デジタルクリエイティブスタジオというプラットフォームを自分の人生のために最大活用している感じです。本当に振り切っていてヤバいと思います。
戦略系コンサルティングファームや事業会社とはどう違いますか
井上様:
一概には言えませんが、戦略系コンサルティングファームとの違いは、プロダクト開発をするところでしょうか。戦略系コンサルティングファームは特定の業界やテーマ(業務)に特化したチームに所属し、その専門性を研ぎ澄ましていくイメージです。逆にSun*は事業開発やプロダクト開発に必要な全てのことに関与が可能です。手を上げれば他のテーマに関与できる環境があるのも大きな違いだと感じています。一社員が手掛ける領域としてはメガベンチャーに近いかもしれません。また、クライアント企業様にCxOとして参画することもあります。
ハンズオンならやはり事業会社の方が面白いのでは?とのご意見もありますがどうでしょうか?
井上様:
私自身両方経験したため自信を持って言えますが、ただ本気で価値創造に対して頭を使うという意味で、何一つやることは違わないと感じています。クライアントに入って頭を使い本気で意思決定を促すという点でも主体者側の感覚です。また先程も出てきましたが、自分たちでやるべきなら出資してやればいい、Sun*として事業を立ち上げればいい、そういう選択肢がありながらも色々なクライアント様とお仕事ができるのがSun*の強みでありフィールドとしての楽しさだと思っています。
ここが御社の課題だという点はありますか
井上様:
これだけ面白い会社が世の中に伝わっていないということですね。みんな自分の楽しいことをやりたいだけだから、会社をPRしようとは思っていません。私も実際この会社を知りませんでした。広く世に伝えていくことが課題です。時価総額が約1千億もあるのに知られていない会社があるのかと驚きます(苦笑)。
新規事業を立ち上げることを人生のマイルストーンにしたかった
「Sun*の話をしているときのあなたは楽しそう」
香川さんのご経歴をお願いします
香川様:
新卒でアビームコンサルティングに入社し、大手企業様向けの業務改革プロジェクトに携わりました。2009年からヨーロッパ、16年から中国に駐在し、海外ビジネス経験して、2020年11月からSun*に参画しました。弊社での役割は2つあり、事業開発の領域でクライアントに価値を提供するプロジェクトワークと、B・T・CのBの部分である、ビジネスチームの代表を務めています。
なぜ大手コンサルティングファームを飛び出されたのでしょうか
香川様:
前職では海外駐在をはじめとして様々なことを学ぶ機会をもらい感謝している一方、転職を検討した当時40歳を迎える中で、自分のキャリアを会社に委ねていている側面に気付きました。会社から割り当てられた仕事をやることが、必ずしも自分のキャリアを伸ばすことにつながらない局面もありました。これから10〜20年どう生きようかと悩み、新しい事業を立ち上げることを人生のマイルストーンに置きたいと思いついた時、色々な会社を見る中で、Sun*が最適な場所だと知ったのです。もっとコミットして自分ごととしてビジネスがやりたいと思い始めたこともあります。
なぜSun*を選ばれたのでしょうか
香川様:
Sun*との出会いは転職エージェントのご紹介でした。偶然の出会いでしたが、Sun*のビジョンに共鳴し、この会社の魅力をもっと広めたいという思いにつながりました。
転職活動は無限にある時間の中ではなく、有限な時間の中での絞り込みになるので、最初は消極的な理由もありましたが、妻に「Sun*の話をしているときはあなた楽しそうだよね」と言われました。他社様からはもっと高い年収のオファーのあるところもありましたが、他社様の面談の後はなんか表情が曇っているねと。この会社のビジョンに惹かれてしまったのだと思います。なんだかここは、ワクワクするというのが正直な思いです。
選考過程でそのワクワク感を感じたエピソードはありますか
香川様:
二次面接が居酒屋だったのですが(笑)、「香川さんは何をやりたいのか?」と聞かれて、「正直わからないし、不安もある」と答えたときに、面接官の方が「僕が助けるからとりあえず飛び込んでおいでよ」と言っていただきました。40歳を過ぎたやりたいことも定まっていないいい年齢の大人に対して普通の会社なら来なくていいと言うでしょうが、「価値創造に夢中になれることをしようよ」と呼びかけてくれた言葉がとても響きました。その熱量を見て、ここだなと決心しました。
他社にはあまりみられないテンションですね
香川様:
母校の東京理科大で国際デザイン経済学科という学科が2021年4月から開講されたのですが、デジタル、デザイン、国際、経営などを専門にすると聞き、B・T・Cで強みを持つ弊社として一緒になにかできないかと考えました。それを井上に相談したら、すぐに「香川さん、それやろう」と賛同してくれて、先方に飛び込みで連絡しました。「自分はこれは正しいからやりたい」という意思にまず乗ってきてくれる、このスピード感はすごいと思います。改めていい会社に入ったなと思った瞬間でした。
コンサルティングファームでは培えなかったが、Sun*に入社したからこそ出来た経験、養われたスキルや思考法はありますか
香川様:
コンサルティングファームですと相手(クライアント)は企業であり、その先にいる消費者へサービスやモノを届ける活動を支える役割の部分での依頼が多いと感じていました。一方、弊社に来て最初に経験したのが、最終消費者の目線で物事を考えるということです。例えばコンサルタントだと社長にヒアリングをしてグループ会社や現場の課題感、進みたい方向性を把握し、ロードマップを立てる、といった業務になりがちです。しかし、昨日リクルート出身の社員と話したら、「ユーザー目線が抜けている」と言われました。ユーザーである消費者、そして社会が何を求めているかという目線で捉えないとどうするのかということなのですが、前職では提供サービスの影響もありあまり持ち合わせていなかった視点でした。
大手コンサルティングファームはクライアントとして一部上場クラスが多い一方、御社はスタートアップ企業も対象です。クライアントのサイズ感が変わることによる仕事の違いはありますか
香川様:
私はビジネス部門の代表を務めているため、まずビジネス部門目線でお答えすると、仕事を進めるという点においては、基本は何も変わらないと思います。論理的でないとスタートアップでも大手事業会社でも話が通じません。
ただ、一部上場クラスの企業は、既存事業との様々な形での関連・整合であったり、大きな組織であるがゆえのロジックが働いており、それを成立させながら新しいことを成し遂げようとしたときに、ビジョンへの共鳴で集まっているスタートアップ企業を相手にしたときに求められるものだけでなく、どうビジネスが流れているか、こうすればスムーズに進められるという「企業の力学」を理解していないと難しい側面があると思います。
スタートアップ企業は、ステージによって企業規模も異なるため一概には言えないですが、限定的な経営資源の中で優先順位をつけ、新しい事業であるからこそ試行錯誤しながら、資金量にも注意を払いながら事業を進める必要があります。ビジネス部門の目線では、スタートアップ企業自体のビジネスモデルの定義のご支援というよりは、グロースの局面でビジネス目線でのご支援であったり、スタートアップ企業が一時的に不足している人的資源の補完(クリエイティブやテクノロジー)をより求められていると認識しています。
多様なバックグラウンドを持ち、ピンでも活躍できる人材が集まっている
国内でも色々なプレイヤーが新規事業の開発やDX周辺のビジネスをしていますが、御社のユニークネス・強みはなんでしょうか
香川様:
ベンチャーな社風ながらも規模感が大きいのが他社にはない圧倒的な差異です。規模が小さいながらエッジがたっているベンチャー企業は多数ありますが、プロダクト開発・実装までできるのは弊社ならではです。「作る」ことに対するリスクをクライアントとともにして、事業を一緒に作っていき、それが人々の価値創造や幸せにつながる。その支援だけではなく、資金面からも支援させていただき、支援の手法に幅を持たせています。そうした掛け算で見るとSun*は非常にユニークだと思います。
ベンチャー気質を保つ秘訣はなんでしょうか
香川様:
管理しないことです。逆に言うと、ベンチャー気質を保てなくなるのは、考えない人が増えた時です。新人でも自分はプロだと思い続けていかないと保てないと思います。
また、会社として従業員にそういう伝え方をしていないですが、ホラクラシー経営の発想を取り入れていると理解しています。まさにベンチャーだからこそ取り入れやすい経営手法であり、規模が拡大してもこの考え方を文化として根付かせながら、規模の拡大に伴う課題解消を継続的に対応することがチャレンジだと考えます。
ビジネス部門の「代表」をされております。リーダーじゃなく代表と名乗っていらっしゃる理由はなんですか
香川様:
Sun*には井上含め、色々なバックグラウンドと意思を持ち、彼ら自身がピンとして業界の第一線で活躍できる人材が集まっているので、彼らをリードするのは私の役割ではないです。同じ組織に所属するメンバーに対して向かう方向を示すという意味での「リード」は会社がビジョンとして明確に示しているため、リーダーとしてのリード役はビジョンに任せて、一方で有機的組織として、皆の意見をまとめる必要はあるので、その取りまとめ役として代表と名乗ろうと考えています。全員がリーダーであり、ビジョンが皆を導くといった考え方をしています。
社内の雰囲気はどういったところが特徴的ですか
香川様:
創業時の価値観を継続的に共有し、新しく入ってきた人材にも伝播させたいという目的で、社長の小林が毎月必ず全社員集めて会議開き、彼が感じていることを話すんですが、アットホームな会議なんです。この会議によって、この会社は何を言ってもOKなんだという安心感を共有できていると思います。象徴的なのは、ある会社と同じ船に乗った(=買収した)日の夜に小林が全社員を集めて、どういう考えでやったのかを発表しました。大事なことはすぐ社長が発表するというのが弊社のスタンスです。
それからこれは私が感じていることですが、Sun*として支援するプロジェクトの選び方として、1つは社会インパクトが大きいが大してお金にならないもので、もう1つは大した社会インパクトにならないけど売上は上がるとなったとき、普通なら売上が上がればいいと考えるでしょうが、弊社は悩みます。株式会社として売上利益を増大させることは当然でありますが、ESG / SDGsの重要性が高まり、そういった観点での社会インパクトへの影響も考えている会社と言えます。
両国に拠点がありますが出社する必要がある頻度はどのくらいですか
香川様:
ゼロです。居住地不問で、来る必要がない人は来なくても問題ないです。実際に、沖縄をはじめ関東以外に住んでいる社員がいます。もちろんオンサイトでないと出来ない仕事もあるでしょうが、ワーケーション制度も取り入れていて、好きなところで仕事ができる環境が整っています。社員がクリエイティブに最大限パフォーマンスできるなら場所は問いません。
職種「ビジネスデザイナー」について
ビジネスデザイナーという職種について教えて下さい
香川様:
ビジネスデザイナーは非常に広範な役割を担います。事業会社をクライアントとした場合ですが、まず、事業立ち上げ時に「戦略立案」を行います。その後、戦略に基づき、誰に対して何を届けるのか、どういうビジネスモデルでやるのか、といった企画の具体化を行います。そのロードマップを描いたら、事業計画を書きながら、ビジネスモデルをプロセスに落としてシステム化します。更に、テクノロジー領域に強いビジネスデザイナーは、業務プロセスを定義したものを実際にシステムに落としたり、アプリなどの形にしていきます。
つまり、上流部分である戦略から、企画立案、ビジネスモデルの定義付けから、最後にユーザーに提供するプロダクト作るまで全部やるのがビジネスデザイナーです。
スタートアップ企業をクライアントにした場合は、事業会社の力を使ってレバレッジ化してやろうとする会社もあるので、事業会社とスタートアップ企業のコミュニケーションの部分を担うこともあります。
ビジネスデザイナーはクリエイティブとテクノロジー部門と双方と接点を持ちます。最終的に消費者に届けるときの価値観・世界観はクリエイティブが得意としているので、ビジネスデザイナーがクリエイティブと一緒にコンセプトをクライアントにご提案する。その世界観を提示する上で必要な技術があれば、プロジェクトを通じて、実際に開発物やシステムを作るところはテクノロジーと一緒に仕事します。
ビジネスデザイナーと、前職のコンサルタントとでは働き方はどう違いますか
香川様:
ありすぎて回答に困ります。コンサルタントはお客様に対する先生であると言われがちな職種ですが、我々はお客様の横にいるのではなく「一緒に」やります。案件やプロダクトを世に出すために必要なことはなんでもやります。自分がその会社(お客様)の人間として話すことを意識しています。前職時はクライアントに言いたいが、言うことによるリスクが大きいというケースでは言わないようにしていましたが、お客様と同じ船に乗る我々のビジネススタイルにおいて、言ったほうが良い事は言います。
ビジネスデザイナーとはどんな人材であり、どうなっていくことを想定してますか
香川様:
2つあり、1つはプロダクトオーナーになって事業を作る「事業のオーナー」です。Sun*として世の中にクライアントのプロダクトを出す責任者になってほしいと思います。
もう1つが、自分が事業家になるという心持ちでいてほしい。ビジネスデザイナーの中でもテクノロジーに強い人には、CIOやCDO、お客様の事業の主幹トップとしてクライアントを支援する人であってほしいです。
他の職種からビジネスデザイナーに変わることもできますか
香川様:
今の時代はITなくして世の中は回らないと思っているので、その意味でエンジニア、アプリケーションコンサルタントとして実務を積んで、どうシステムが動くかを見た上で、ビジネスデザイナーになるキャリアステップもあります。
会社をやめて事業を立ち上げることは推奨されているのでしょうか
香川様:
Sun*に所属することで弊社社員が価値創造に夢中になれる世界を作るのも目標ではありますが、社員が夢中になれる手段が独立して事業を立ち上げることであれば全く否定しません。
この職種にはどういった人に参画してもらいたいですか
香川様:
例えば、大手コンサルティングファームにいて、主体性をもって、自分ごととして事業をやりたいが、事業会社はなにか違うという違和感を持っている人に来てほしいです。自分で事業をやっていたが、支援側に回りたいなというような人ですね。あるいは、ITに詳しい人で、作ってきたプロダクトの発展形というよりも、IT知識を横展開し、最終消費者に近いプロダクトの開発に携りたいとか、ピボットしたいと考えている人です。今やっていることに違和感があり、もっと違うことがやりたくて、ゆくゆくはより上流の新規事業に携わりたいという人はぜひ来てほしいです。
Sun Asteriskに
ご興味がある方へ
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■求人:
ソフトウェア開発を手掛ける成長企業でのビジネスデザイナー
■年収イメージ:
イメージ:800万円~1,200万円
■必要スキル:
【応募資格(必須)】
下記いずれかのご経験
・コンサルティングファームまたは、事業会社における事業開発、事業戦略立案の経験
・事業会社でのBtoBの法人営業におけるハイパフォーマーとしての実績およびシステム開発の経験
【応募資格(歓迎)】
・デジタル企業でのプロダクトオーナー経験
・スタートアップでマネジメント立場の経験
・ITを駆使した事業戦略、またはコンサル経験
・DXの企画推進した経験
【求める人物像】
・当社ビジョンに共感いただける方
・論理的・能動的な動きが出来る方
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