IR・経営企画からPM・PLに転職するためのステップ【志望動機、職務経歴書】

IRや経営企画のご経験は、プロジェクトの進行管理、戦略的意思決定支援、複数ステークホルダーとの調整といった面で、プロジェクトマネージャー(PM)・プロジェクトリーダー(PL)としての資質を備えています。特に、予算管理、ロードマップ策定、社内外折衝などを経験されている方は、システム開発や業務改革のプロジェクトリーダーとして転用できる場面が多くあります。本記事では、IR・経営企画からPM・PLに転職するためのステップと、志望動機・職務経歴書の例をご紹介します。

1. PM・PLが評価するIR・経営企画出身者のスキル

  • 戦略・中期計画などの立案・実行力
  • 部門横断的なプロジェクトの推進経験
  • 予算策定・進捗管理スキル
  • 経営層への報告・資料作成能力
  • 社内外ステークホルダーとの調整力

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2. 転職ステップ

STEP1:自ら推進したプロジェクト経験を棚卸し

システム導入、中計策定、新規事業立案、コスト削減施策など、プロジェクトとしてマネジメントした経験を「目的→体制→プロセス→成果」の流れで整理しましょう。

STEP2:PMBOKやアジャイル等の知識を補完

PMBOK(Project Management Body of Knowledge)やアジャイル開発など、プロジェクトマネジメントの体系を理解していることが、異業種出身者としての信頼を高めます。

STEP3:PM・PLとしての志向性を明確に

「組織と顧客を動かす立場で価値を創出したい」「全体を俯瞰しつつ現場に寄り添いたい」といった志向を具体的な業務と絡めて表現しましょう。

3. 志望動機(例)

IRおよび経営企画として、経営層との対話を通じた戦略立案や中計の推進、業務改善プロジェクトの管理に従事してまいりました。プロジェクトをゴールへ導くうえでの課題設定力、関係者調整、進捗モニタリングの重要性を日々実感しており、今後はプロジェクトマネジメントを専門的に担う立場で、より現場に近い形で価値創出に貢献したいと考えております。

御社が取り組む業務改革・IT導入プロジェクトにおいては、戦略視点と実行力の両面からプロジェクトを推進し、成果創出にコミットできると確信しています。

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4. 職務経歴書(例)

氏名:佐々木 誠
生年:1989年生まれ(35歳)
学歴:早稲田大学 政治経済学部 卒業(2012年)

職務要約

上場企業にて経営企画およびIR業務に10年以上従事。中期経営計画策定、業務改革プロジェクト推進、システム導入支援などを横断的に担当。経営と現場の橋渡しを行う中で、プロジェクトマネジメント業務に強い関心を持ち、今後はPM/PLとしてキャリアを深めたいと考えている。

職務経歴

株式会社○○ホールディングス/2012年4月~2024年3月
所属:経営戦略本部 経営企画部/IR部門

  • 業務改革プロジェクト:営業部門のKPI再設計とダッシュボード導入支援(部門横断プロジェクト)
  • システム導入:経営会議資料作成業務の自動化支援(BIツール導入、要件定義~導入)
  • 中計策定:各事業部との調整、進捗モニタリング体制構築

スキル・資格

  • 業務設計/KPIマネジメント/プロジェクト推進/PMBOK(学習中)
  • 日商簿記2級/環境社会検定/TOEIC 880
  • PowerPoint/Excel/Tableau/Notion/Slack

“戦略を現場に落とし込む”ための橋渡し役として、プロジェクトの確実な成功に貢献するPMを目指す。

この記事を書いた人

コトラ(広報チーム)