飲食業界で培った現場力、チームマネジメント力、改善志向は、実はコンサルティング業界でも非常に高く評価される資質です。特に独立系コンサルティングファームでは、業界・業種にとらわれない柔軟な思考と、現場を理解した実行力が強く求められます。本記事では、飲食業界から独立系コンサルへの転職を実現するための具体的なステップを解説し、記事の最後に志望動機例と職務経歴書例を掲載します。
1. 飲食業界出身者がコンサル業界で活かせる強み
- 現場改善の経験:店舗運営における業務改善、売上・利益率向上の施策は、コンサルティングにおける業務改革提案に通じる力です。
- リーダーシップとチームマネジメント:アルバイトを含むスタッフの教育・マネジメント経験は、プロジェクト推進において重要なスキルです。
- 顧客接点での課題発見力:顧客の声を起点にサービス改善を図ってきた経験は、コンサルティングにおける課題設定力に直結します。
- 数値管理とPDCAの実践力:店舗での数値管理(原価、人件費、売上分析)と改善サイクルの実践経験は、コンサルワークにも活かせます。
2. コンサル業界への理解を深める
独立系コンサルティングファームには、戦略系、業務改革系、人事系、IT系など多様な専門性があります。まずはそれぞれのファームの特徴や得意分野を調査し、自身の経験と重ね合わせて“自分が目指すコンサル像”を明確にしましょう。
- 例:人材開発・組織改革系 → 店舗マネジメント経験が活きる
- 例:業務改善・BPR系 → 店舗オペレーションの改善経験が活きる
- 例:中小企業支援系 → 多店舗展開経験や店舗立ち上げ経験が活きる
3. 自分の実績をコンサル的に表現する
「何を」「どのように」「どれだけ改善したか」を明確に整理しましょう。特に以下のようなフレームで表現すると、コンサルタント経験者に伝わりやすくなります。
- Before(課題)→ Action(打ち手)→ After(成果)
- KPIベースでの改善成果(例:売上○%向上、離職率○%低減)
- プロジェクト推進経験(複数店舗展開、オペレーション統一など)
4. 転職活動に向けたスキルアップと準備
飲食業界からの転職では、特に以下の準備が効果的です:
- ロジカルシンキングの学習:書籍『イシューからはじめよ』『ロジカル・シンキング』など
- Excel/PowerPointの強化:数値分析や資料作成のスキルは必須
- ケース面接の対策:簡易な業界分析・仮説思考を実践的に練習
- 中途採用に強い転職エージェントの活用:職種未経験でも通過実績のあるコンサル特化型エージェントを選ぶ
5. 志望動機の作り方と例文
志望動機は以下の3点を含めると構成しやすくなります:
- なぜコンサルタントを目指すのか(動機)
- なぜ独立系ファームなのか(マッチする理由)
- 自分の強みをどう活かすのか(提供価値)
■ 志望動機(例文)
私は飲食業界で約8年間、店長として複数店舗のマネジメント、売上・コストの数値管理、スタッフ育成、業務フロー改善に取り組んできました。その中で、「個店の改善」だけでなく「より広い業界全体や複数企業に影響を与える仕事をしたい」と感じるようになり、コンサルタントを志望しました。貴社は中小企業から上場企業まで幅広い支援実績を持ち、実行支援にも強みを持たれており、私の“現場視点”と“改善志向”が活かせると考えています。現場起点の変革を支援するコンサルタントとして、クライアントに伴走し、成果を出すプロフェッショナルを目指したいと考えています。
6. 職務経歴書の記載例
【職務経歴概要】
株式会社〇〇フーズ(2016年4月〜2024年3月)
職位:店長/エリアマネージャー
【業務内容】
・2店舗の運営責任者として、売上・人件費・原価等の数値管理
・シフト管理、人材採用・教育、スタッフマネジメント(20名規模)
・店舗改善プロジェクト推進(業務フロー見直し、CS向上施策)
・新店舗立ち上げ(初動KPI設計、教育マニュアル作成)
【主な実績】
・既存店舗の改善で営業利益を前期比+35%向上(6ヶ月)
・離職率を45%から20%へ改善(1年で実現)
・業務改善施策によりレジ待ち時間を平均4分→1分半に短縮
・新店舗の初月黒字化に成功。全社平均比120%の売上達成
【活用スキル】
・数値分析(Excel)、店舗KPI設計、PowerPointによる提案書作成
・スタッフ育成・人事評価制度導入
・CS改善、OJT設計、業務プロセス見直し
まとめ:現場の改善力は、コンサル業界でも武器になる
飲食業界で培った経験は「顧客志向」「現場改善」「リーダーシップ」という、まさにコンサルタントに求められる要素そのものです。自らの経験を“ビジネス言語”に翻訳し、適切にアピールすることで、独立系コンサルへの転職は確実に目指せます。ぜひ、一歩踏み出してみてください。