公務員(法務職)からサービサーに転職するためのステップ

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法務職の公務員として培った経験を活かし、民間のサービサー(債権管理回収業者)への転職を目指している方に向けたガイドです。本記事では、転職を成功させるためのステップや必要なスキル、転職活動のポイントについて詳しく解説します。

法務職の公務員からサービサーへの転職背景

法務職の公務員は、法律に基づいた行政業務や市民対応、契約管理などに従事しています。一方で、サービサーは不良債権の管理・回収を行い、法的手続きや交渉を通じて債権の回収を目指します。

  • 公務員経験者が活躍できる理由: 法律知識と調整能力が求められる業務であること。
  • サービサーの特徴: ビジネス視点が求められ、法律だけでなく経済活動への理解が必要。

サービサーで求められるスキルと資格

  • 法律知識: 債権回収や破産手続きに関する法知識。
  • 交渉力: 債務者や弁護士との調整・交渉能力。
  • 金融知識: 金融商品の仕組みやリスク管理。
  • 資格: 司法書士、行政書士、弁護士資格があれば有利。

転職までのステップ

以下のステップを踏むことで、スムーズに転職活動を進めることが可能です。

  • ステップ1: 自己分析
    法務職の経験を洗い出し、転職理由を明確にする。
  • ステップ2: スキルの棚卸し
    特に法律、交渉、調整業務に関する強みをアピールできるように準備する。
  • ステップ3: 業界研究
    サービサー業界の動向や主要プレイヤー、業務内容を把握。
  • ステップ4: 応募書類の作成
    職務経歴書と志望動機を具体的に仕上げる(後述)。
  • ステップ5: 面接対策
    ケーススタディや具体的な経験談を交えてアピールポイントを準備。

志望動機例

以下は、法務職の公務員からサービサーへの転職に適した志望動機の例です。

私は法務職の公務員として、法律に基づく契約管理や市民対応に従事してまいりました。特に、調停や紛争解決においては、多角的な視点で問題解決に取り組んできた経験があります。サービサーでは、これらの経験を活かしながら、より経済的な視点から債権管理・回収業務に携わりたいと考えております。債権管理を通じて経済活動を支える業務に貢献し、自身のスキルをさらに高めたいと考え、御社を志望いたしました。

職務経歴書サンプル

以下に職務経歴書のサンプルを記載します。

【職務経歴書】

氏名: 山田 太郎
生年月日: 1985年5月10日

■職務要約
10年間にわたり法務職として、契約管理、調停、法的支援業務に従事。法律知識と調整力を活かし、複数の紛争解決を成功に導いた実績を持つ。現在、これらの経験を債権管理回収の分野で活かし、民間企業の経済活動に貢献したいと考えている。

■職務経歴
【期間】2013年4月~2023年3月
【所属】地方自治体 法務課
【役職】法務担当

【業務内容】
- 契約書の作成・チェック: 年間約200件の契約書を精査。
- 調停・紛争対応: 地域住民や事業者との紛争を法的に調停。
- 法律相談窓口: 市民からの法律相談に対応し、年間約500件を処理。
- 法律改正対応: 法改正に伴う業務フローの見直しと職員教育を実施。

【主な実績】
- 調停成功率95%以上を達成。
- 契約リスク軽減策の導入により、市の財政負担を10%削減。
- 法改正に伴う対応フローを策定し、行政内部の業務効率化を推進。

■保有資格
- 行政書士(2020年取得)
- ビジネス法務エキスパート(2021年取得)

■自己PR
調停や契約管理を通じて培った法律知識と調整能力を活かし、サービサー業務においても実務をスムーズに進める自信があります。経済活動に直結する業務に携わることで、更なる成長を目指したいと考えています。

法務職の公務員からサービサーへの転職は、これまでの経験を活かせる分野であり、多くの可能性があります。本記事がキャリアチェンジの参考になれば幸いです。

この記事を書いた人

コトラ(広報チーム)