投資対象の拡大、運用手法の多様化・複雑化、リスク管理の高度化など、年金資産運用を取り巻く環境は著しく変化しています。このような状況の中で、豊富な専門知識や経験を生かして資産運用を支援する「年金資産運用コンサルタント」について解説します!
年金資産運用コンサルタントとは
年金資産運用コンサルタントとは、豊富な専門知識を用いて、企業年金、公的年金、学校法人などの機関投資家の資産運用プロセスを総合的にサポートする「資産運用の専門家」です。
年金資産コンサルタントの業務内容
年金資産運用に関する豊富な専門知識や経験を活用して、投資家の運用効率向上のための全般的なサポートを行います。
具体的にはクライアントの状況に応じて、次のような幅広く、きめ細やかな業務を組み合わせることで、投資家の意思決定のための助言や支援をします。
- ポートフォリオの構築
- 運用戦略の立案
- 運用商品又は運用機関の選定
- 運用パフォーマンスの評価・分析・報告
- リスク管理
- 運用方針や各種規約の策定支援
- 資産運用委員会のサポートなどのガバナンス支援
- 新規顧客の開拓
求められる人物像
年金資産運用コンサルタントはその業務の特性上、分析の専門家であるアナリストの方は、即戦力として積極的に採用されるケースが多いです。また、複雑な数学知識を持つ、アクチュアリーの方も採用されやすい傾向にあります。
しかし、アナリストや、アクチュアリーでなくても、金融機関での経験、社会労務士、確定搬出年金アドバイザーなどの資格が評価され、採用につながるチャンスも大いにあります。
資産運用コンサルタントのスキルとして重視されることは、「中長期的な視点で資産運用が考えられること」です。
さらに、年金資産運用コンサルタントには、専門知識の他にも、円滑なコミュニケーションスキルや、プロジェクトを推進するマネジメントスキル、提案スキルなど、コンサルタントとしての基礎能力も求められます。
年金資産運用コンサルタントのやりがい
年金資産運用コンサルタントの仕事は、クライアントの利益に直結しているので、運用の成果が見えやすく、やりがいを得られやすい職業と言えます。
また、退職や企業年金の制度内容は企業ごとに異なり、クライアントのニーズも千差万別です。
それぞれのクライアントのニーズを的確に把握し、アドバイスやサポートを行うことは難しさもありますが、その分、期待に応えられた時の達成感や充実感もひとしおです。
さらに、専門知識を生かすだけではなく、CFOや財務責任者といった経営層と関与できること、年金資産運用のスペシャリストとして、クライアントと密接に関わりあいながら仕事ができることも大きな魅力の1つです。
年金資産運用コンサルタントの今後
今後、少子高齢化の影響から公的年金の給付額が減少していくことが懸念される中、企業年金を含む私的年金の役割は非常に重要なものとなっていきます。この様な状況の中で、諸外国における企業年金の動向などを常に把握し、経済情勢や企業のニーズの変化に対応できる「年金資産運用コンサルタント」の需要は今後も高まっていくものと予想されます。
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