業務の効率化・コスト削減に必須！「リーガルテック」

お気に入りに追加

近年、コロナ禍にも後押しされ、印鑑レスや電子契約の一般化に伴い、急成長中のリーガルテックについて解説します！

リーガルテック、IT業界転職のご相談（無料）はこちら＞

リーガルテックとは

「リーガルテック (Legal Tech)」とは、Legal（リーガル：法律）× Technology（テクノロジー：技術）が生み出すサービスのことです。法律に関する業務全般の効率化やコスト削減のため、ITやAIなどの技術を活用することを指します。

リーガルテックのサービスの種類とメリット

電子契約サービス

紙の契約書を作成・送付する手間とコストを省き、契約書の作成・電子署名・送付まですべてクラウド上で完結でき、リモートで契約事務を進められるサービスです。
さらに、現在主流となっているのは、電子契約サービスに契約書保管用のサーバを組み合わせ、一貫して進めることのできるサービスです。AIによる契約書の自動分類、本文の検索機能やレビュー機能など、サービス・機能ともに豊富に展開されており、業態、契約書の数、管理の方法にあわせて選択することで、契約管理事務が効率化できます。

文書管理サービス

契約書など業務上使用する書類を、スキャン・デジタルデータ化し、サーバ上で管理するサービスです。
電子契約サービスの保管機能と同様に多機能で、他のシステムやサービスと連携されることも多いです。
とりわけAI-OCRと連携できるサービスは、過去の紙文書のスキャンデータ作成から、文書のデジタルデータ化まで自動で進められ、大変便利です。
さらに、改正電子帳簿保存法（2022年4月施行）の保存要件を満たすサービスを提供するものもあります。

契約書レビューサービス

自動化技術による契約書レビューサービスでは、短時間で多くの契約書をチェックでき、主に法務部や弁護士事務所で使用されています。このサービスは、業務の標準化や効率化のため、AIでひな形との違いや過去に締結した契約書文言との差分をチェックすることができます。
特に、多くの定型的契約を扱う会社の場合は、レビューサービスを利用することで多くの契約書レビューが迅速かつ正確に行えるので、大変有用なサービスです。

申請・出願サービス

登記・商標・特許などの申請や出願を支援するサービスです。
申請や出願は、定型化・電子化しやすい業務で、ユーザーはPC上で定型的な申請・出願手順に沿った書面作成や、出願データの送信サポートサービスを受けることで、簡単・効率的に作業を進めることができます。
定型化・簡素化されたフォーマットに入力することで、入力ミスや記入漏れも削減できます。
また、過去の申請書類の内容を引用したり、編集によりカスタマイズすることで、作業の効率化や質の向上に繋げることができます。

紛争・訴訟サービス

訴訟への対処や解決のサポートを行うサービスです。主に、証拠の収集や保管、書面の作成をサービス上で行うことで、時間や手間を減らし効率的に作業を進めることが可能です。
特に、膨大な書面を必要とする訴訟に特化した作業をサービス上で行うことで、訴訟準備や、訴訟そのものにかかる作業の負担を軽減できます。

検索サービス

インターネット上の法令・特許・商標・判例・登記などに関する情報提供サービスです。
業者が提供する有料サービスの他、官公庁や海外の大学が提供する無料のサービスもあり、容易にアクセスし、検索作業を行うことができます。

法律事務所向けサービス

案件管理・進捗管理・業務管理など、法律事務所特有の業務手順や慣行をサポートするサービスです。
情報の一元管理・記録管理・経費管理・人員管理を行ったり、電子契約サービスと連携させることで、業務の効率化を図ることができます。
事務所以外の場所でも、モバイル端末で業務の管理ができる業務管理サービスも、非常に便利です。

リーガルテックの将来性

前述のように、リーガルテックには多様なサービスがあり、それぞれのメリットも大きいため、現在リーガルテックの市場規模は急拡大中です！
2016年には184億円であったリーガルテック市場は、2023年には2倍以上の350億円にものぼると予測されています。
今後さらにITやAIの技術を活用し、単純手作業などの業務を効率化することは、業界で生き残っていくためには必須と言っても過言ではありません。

これに伴い、リーガルテック分野の転職市場も今後も引き続き活発な状況が続くことが予想されており、これからリーガルテック分野で活躍をしていきたい方にとっては「絶好の機会」となっています！

リーガルテック、IT業界転職のご相談（無料）はこちら＞

リーガルテックの最新求人情報