税理士の転職動向について解説!ー税理士法人毎の特徴と動向ー

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33 - 税理士の転職動向について解説!ー税理士法人毎の特徴と動向ー

依然として売り手市場が続いている税理士業界。この記事では、税理士の転職先として大半を占める各税理士法人・会計事務所の特徴と、転職市場の動向について解説します。

主な税理士の転職先

  • BIG4税理士法人
  • 大手税理士法人
  • 中小税理士法人
  • 会計事務所
  • 会計コンサルティングファーム
  • 一般事業会社
  • 金融機関

税理士および税理士科目合格者の転職先は、会計事務所や税理士法人が大半を占め、続いて会計系・資産税系のコンサルティングファーム、一般事業会社への転職となっています。

年齢別ポジションとしては、20代~30代前半ではスタッフとして経験を積み、30代中盤以降はマネジメント職を任されるケースも多いです。さらに、40代以上では、有資格者の中堅層が少ない税務・会計事務所の幹部候補として採用される場合もあります。
30代前半頃までに連結納税、税務DD、組織再編、国際税務等の高度で多様な税務経験を積むことで、その後の選択肢は広がります。

この記事では、税理士の転職先として大半を占める各税理士法人、会計事務所の特徴・動向について解説します。

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税理士法人別の特徴・動向

BIG4税理士法人(4大税理士法人)

BIG4税理士法人(4大税理士法人)とは、「KPMG税理士法人」「PwC税理士法人」「EY税理士法人」「デロイトトーマツ税理士法人」の4つを指します。
以前は採用要件も多く、難易度も高かったBIG4税理士法人ですが、2023年現在は人手不足で売り手市場が続いているため、人気のあるBIG4税理士法人への転職のチャンスです!

これらの税理士法人は従業員数・売上ともに国内トップであり、クライアントは上場企業や外資系企業などの大手企業が中心であることが特徴で、グローバルファームの一員として高い品質を保ち、サービス展開も幅広く、教育制度も充実しています。

なんと言ってもBIG4税理士法人で働く最大のメリットは、高度な税務業務を経験できることです。
クライアントは大企業や外資系企業であることから、M&Aに関する税務業務や、国際税務などに携わる事ができるのも、他の税理士法人にはない特徴です。
また、BIG4税理士法人では、メンバーファームである監査法人やコンサルティングファームの業務に携わる機会もあります。

さらに、他の税理士法人と比較して年収も高く、福利厚生もとても充実しています

BIG4税理士法人は、業務の専門性が高く、多様な業務経験を積むことが難しいので、将来の転職先の選択肢の幅が狭くなったり、独立開業に直接役立つ経験を積むことは難しいという面もあります。
しかし、BIG4での経験が開業後評価されることもあるため、BIG4税理士法人での勤務経験は積んでおく価値はあると言えます。

大手税理士法人

BIG4税理士法人に次ぐ規模の大手税理士法人の転職市場も好調です

大手税理士事務所のクライアントの規模は、BIG4税理士法人に比べるとやや小規模ですが、BIG4とほぼ同じようなサービスを提供しています。BIG4よりも仕事が細分化されていないため、幅広い業務が経験できるメリットもあり、将来のキャリアにも生かせます
年収についても、BIG4とほぼ同等ですがやや穏やかな働き方ができたり、海外出向のチャンスがある場合もあります。

中小税理士法人・会計事務所

日本には4,000以上もの税理士事務所があり、それぞれ個性や専門性を持っています。
中小税理士法人や会計事務所も、転職市場は好調です!
中小税理士事務所や会計事務所では、大手税理士事務所よりも、よりクライアントに寄り添った仕事ができる、幅広い業務に携われるという魅力があります。また、開業の際に直接役立つ経験をすることもできます。
自分のキャリアプランを見据えて、税理士として大手で経験を積むか、中小でクライアントに寄り添った仕事をするか、自分のキャリアプランや働き方を意識して選ぶといいでしょう。

メリットも多い小規模税理士法人ですが、比較的給与水準が低く、法人毎に理念や雰囲気も違うことから、自分に合った法人を見つけることが重要です。

まとめ

各種税理士法人、会計事務所を通して、売り手市場が続いており採用は好調です。
将来を見据えた転職の絶好のチャンスです!
転職をご希望の方は、是非一度、ご自身に合ったキャリアプランを検討されることをお薦めします。

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この記事を書いた人

コトラ(広報チーム)